goo blog サービス終了のお知らせ 

或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

ふじたや

2014-07-08 05:56:15 | 600 グルメ
先週の土曜日は、友人にせがまれて2人でクルージングへ。最初は日曜日だったけど、土曜日の方が遅くまでつきあえるということで土曜日に。こっちとしては急な変更だったので、過密なスケジュールを調整するのに苦労したけど。でも結果的にはこれが正解で、両日共に曇りという天気予報にもかかわらず、土曜日は晴れぎみで、逆に日曜日は雨だった。

せっかくなので洒落た演出をとプランを立ててみた。というか7/26(土)に有名な“広島みなと夢花火大会”が開催されるので、航路の下見をしたかったというのが本音だけど。廿日市ボートパークから出発し、広島ベイマリーナまでクルージングして船を係留し、すぐ傍のグランドプリンスホテル広島の22Fにあるステーキ&シーフード「ボストン」でランチなんてどうかなと。

ところがこのプランはすぐに却下されてしまった。というのも宮島の“あなごめし”を食べたいという強いリクエストがあったから。この話には伏線があって、少し前に2人でこの店の前を通った時、昼食を済ませていたので入らなかったのだけど、それを彼女が憶えていて今回は是非にと。後で調べると店の名前は「ふじたや」。客が行列を作って並んでいたのでもしやと思ったけど、やはりミシュランガイドに載っていて、しかも星がひとつ。なるほどね、だから混んでいたんだなと。

当日の11時前に出港し、約30分でみやじマリンの西側にある桟橋に到着して船を係留。そこから10分ぐらい歩いて宝物館の角を右折すると、入店待ちの行列が目に入ってきて。その数およそ20人。こりゃ時間がかかるなと、とりあえず近くの店で、しばし休憩。30分ぐらい経って店に戻ると順番が過ぎていた。店員さんに聞くと、その場にいないと最後に回されるのだとか。

それから約30分、ようやく順番が回ってきたので店内へ。意外に狭いなと。しかも席は空いているのに客を入れていない。これは調理のペースに合わせているなと。若い美人のおねえさんが注文を取ってくれたのだけど、メニューは酒のあて、旬の3~4品を除けば“あなごめし”のみ。味は正統派で、やや薄味。美味しかった。ミシュランガイドに掲載される条件は、味だけじゃなく店の雰囲気、そして大事なのが禁煙。その意味では、まさにそれにふさわしい店だったような気がする。


そらまめ

2014-06-12 08:04:47 | 600 グルメ
このところすっかりハマっていたのが空豆(ソラマメ)。きっかけは夕食の食材を買いにスーパーへ行った時、一緒にいた友人が、「これ、美味しいのよ」と薦めてくれたこと。それまで空豆って乾き物でしか食べたことがなく、騙されたと思って買ったら、その日の夕食時に友人が酒のつまみとして、さやごとオーブントースターで焼いてくれた。すっごく美味しかった、これが。

さやから取り出した3cm程の大粒の空豆を塩につけて食べるだけ。決め手は焼き加減と塩。焼きが弱いと生臭いし、強いと水分が飛んでしまい、しっとりとした風味がなくなってしまう。だいたい15分ぐらいかなあ、さやの表面が黄色くなった時が食べ頃。最初は、定番の伯方の塩とフランスで買って帰ったハーブ塩の2種類でトライ。その日が洋食だったので後者が良かった。

それからというもの、店先に並んでいるのを見つけると必ず買うようになって。黒ずんでいて見栄えが悪いのもあるけど、全く問題なし。もともと高価なものではないし、大量に買ったと思っても食べる部分は少ないしで、いつもオトナ買いをしたような。だけど6月に入って急に店先から消えてしまって。調べると中国地方では4月から5月ぐらいが旬で時期的に短いらしい。

すっかり空豆好きになった頃、別の友人と寿司を食べに繁華街へ繰り出したのだけど、カウンターの隣の席で焼いた空豆を食べているのを見つけて。すかさず自分も注文。これが上の写真なのだけど、さすがにプロ。皮の焦がし方がシロウトの自分とはずいぶん違っていて。焼き加減といい、食感といい、それまでで最高の味を堪能したかな。この寿司屋というのが流川通り沿いにある「おゝ井」で、その後で食べた刺身や握りも絶品で、久しぶりに極上の美味しい寿司を堪能したかな。

それで今回記事を書くにあたって空豆について調べてみたら、世界最古の農産物らしくて、なんか食べている時に感じる究極の素朴さみたいな感覚は、ひょっとしてそういうところから来ているのかなと。ますます空豆好きになりそうな気がした。


もつ鍋

2014-05-23 06:36:59 | 600 グルメ
福岡へ遊びにいった日の夕方、友人がいつもの如く買物をしたいといい始め、宿泊しているホテルの近くにあるキャナルシティから始まって、その後で天神駅前へ。つき合わされるのが嫌なのかと言えば意外にそうでもなく、普段独りじゃ絶対に入れないレディースショップに堂々と入り、沢山の若い女性に囲まれながら服を選んであげるのも楽しかったりして。

今回繁華街をいろいろ歩いてみて感じたのが、福岡というのは想像以上に都会だということ。土日だったせいもあるけど、何処にいっても活気があった。広島市が120万人弱に対して福岡市は150万人弱で、人口でみれば少し多いだけなのに、街の雰囲気からは規模が2~3倍ぐらいある気がする。特に若者が多いのが目についた。お洒落な通りや店もけっこうあったし。

友人がたっぷり買物を楽しんだ頃に辺りが暗くなり始めたので、メインイベントのもつ鍋を食べに。たまたまだけど、めぼしをつけていた「もつ料理 幸(さち) 大名店」に近いところにいることが判って。それからは携帯のマップを頼りに路地を歩いたのだけど、どうも最近調子が悪く、よく現在地がズレたりする。この日もズレまくりで、しかも道の左右に雑居ビルが増え始めたので、これは見逃しそうだと自分も友人も不安がり始めた頃に、運よく店の看板が目に入った。

有名店なのに予約を取らないので満席だったらどうしようと心配したけど、ビルの2Fにある入口から中に入ると、なんとか1組ぐらいは座れそうだったので一安心。席に着き、とりあえず牛タンサラダを注文。何気に美味しくて、歩き疲れた体にビールが染み込み始めた頃に運ばれてきたのが本命のもつ鍋。醤油ベースの正統派ということで、どんな味なのか興味があった。

「美味い」。鍋が十分に煮えた頃に2人がもつを口に入れて発した言葉が同じだった。いつも食べているのより透明度が高くて新鮮なのがよく分かる。スープとの相性も抜群で、これが本場のもつ鍋の味なんだなと納得。もつ鍋って、当たり前だけど、もつが大事だよな、なんて会話も弾んで。たかがもつ鍋、されどもつ鍋。こりゃ広島で美味しい店を探さなきゃと思ったっけ。


ホルモンうどん

2014-04-12 06:57:12 | 600 グルメ
先週の日曜日は、岡山県北部の津山市へ友人とお花見へ。前日天気が悪く断念したのでリベンジと意気込んではみたものの、朝からあいにくの小雨模様だった。昼からは天気が回復するということで、とりあえず昼食を先に済ませておこうと、調べておいたお好み焼き屋「三枝(みえ)」へ。この店のウリが、B級グルメとして近年有名な津山名物の“ホルモンうどん”。

最近B級グルメが流行していて、2006年から毎年開催されている日本のB級ご当地グルメ・フェスティバル「B-1グランプリ」の第4回で銀賞を受賞したのが“津山ホルモンうどん”。噂では聞いて知っていたので、いつか本場で食べてみたいなと常々思っていた。津山市内に入り中心部から車でおよそ10分。住宅街の一角にある店を見つけた時には、その地味さに驚いたけど。

店内に入ると、外観同様にローカル色がムンムン。L字型の広い鉄板の前で、おばちゃんと子供らしい男の子が働いていて、客は地元の方らしい老夫婦が1組だけ。いわゆる有名店の雰囲気は微塵も感じられなかった。メニューのトップに“ホルモンうどん”が書いてあったので、この店で良かったんだとようやく確信したぐらい。しかしそれにしてもオ―ラがなかったなあ。

注文したのが“ホルモンうどん”と“ホルモン焼き”。“ホルモンうどん”はレギュラーが2玉だったので2人でひとつ。しばらくすると、焼き立てのホクホクが運ばれてきた。量的にはちょうど良かったかな。お味の方は、“ホルモン焼き”のタレが美味しくて楽しめた。逆に“ホルモンうどん”は、味にキレがないというか、正直なところご当地グルメと宣伝する程でもないなと。

いつも広島で本場のお好み焼きを食べているせいか、今回の”ホルモンうどん“を含めて、B級ご当地グルメに感動まではしたことがなくて。いつもまずまず美味しいといったレベル。その意味では今や全国区になった広島のお好み焼きこそがB級グルメの代表選手なのだろうな。津山市には20店舗以上”ホルモンうどん”があるそうで、競い合って全国区へ昇格して欲しいなあ。


煮魚

2014-03-03 05:44:15 | 600 グルメ
カミさんが亡くなってからというもの、釣ってきた魚は全て自分でさばいて料理をしている。最近頻繁に作っているのが煮魚。きっかけは、たまたまスーパーで”煮付けのたれ”を見つけたこと。ボトルのラベルに”さかなの煮付け名人”と書いてあり、それに惹かれて即買いしてしまった。それまでは刺身か焼物にするだけだったので、自分にとっては新たなチャレンジ。

少し前にメバルをたくさん釣ってきた時に、ネットでレシピを探して台所にタブレットPCをセットし、それを確認しながら”煮付けのたれ”を計量カップに入れて水で薄め鍋に入れる。魚を数匹並べ、煮立った頃に刻んだ生姜をまぶし、キッチンペーパーをひいて、その上から落し蓋を。これが木屋製のいい感じで、探して見つけた時は家にこんなのあったっけと不思議だったけど。

それから数分煮続けて、いい匂いが立ち込めた頃に完成。皿に移すといかにも美味しいそうで、まずは一口。これがねえ、食感は良かったのだけど、味がとてつもなく濃くて。レシピを再確認したけど間違っていなかった。おいおい、なんでだよと思いつつ、まあ次回調整しようと。ところがそれから数週間後、”煮付けのたれ”の量を半分に減らした2度目もまだまだ濃くて。

認識したのが、自分の舌が完全に関西の薄味テイストになっているということ。確かに昔から味が濃いだの薄いだのと、カミさんとよく喧嘩していたっけ。というより昔は煮魚がそんなに好きじゃなかったかな。なんか年寄りじみた料理という印象しか持っていなくて、子供の頃に食卓に並んでいても、催促されないと箸をつけなかった記憶がある。

それで3度目の正直ということで、先日メバルを釣ってきた時に、今日こそはとさらに”煮付けのたれ”の量を減らしてみた。初回から比べるとおよそ4分の1ぐらい。逆に薄すぎるかなと心配したけど、出来上がりは写真の如くいい感じ。ひと口食べてみると、これが完璧な出来栄えだった。ついにやったなと。料理の幅が拡がったという意味で、なんか嬉しかったなあ。

鮨昇

2014-01-17 06:39:16 | 600 グルメ
昨年末から婚活を始めたせいか、広島市内の繁華街で食事をする機会が増えている。かつて若かりし頃は、何処にどんな店があって、あそこのあれが美味しいとかサーチを怠ることがなかったのだけど、ここ10年ぐらいは自宅周辺はまだしも、繁華街で食事をするのは接待か宴会の時ぐらいで、しかも店は自分以外が決めるので、言わば浦島太郎状態になっていた。

飲食業界というのは競争が厳しくて、10年前にあった店で今も残っているというのはかなり少ない。その意味では今回は一から勉強のやり直しという感じ。それで誘うにしても、まずは自分が行きたい店じゃないといけないということで、ジジイにとってありがたいのが寿司屋。好きなものを好きな量だけ注文できるから。近年食が細ってきていて通常の一人前だと多すぎるから。

前置きが長くなったけど、食べログとかミシュランガイドとかからサーチすると、常にトップ3に入っていたのが流川にある「鮨昇」。もちろん知らなかったお店。数日前に電話してみると、ラッキーにも2人分カウンターが予約できて。当日スマホのナビを頼りに探して歩くと、三越からすぐで、ビルの1Fの奥まったところに暖簾がかかっていた。これがスカッとしていて好感が持てた。

店内に入ると、想像以上に狭くて、カウンターに7~8人と奥に4人掛けの座敷が2つあるだけ。こじんまりした雰囲気が好みなので、つかみはOK。とりあえず旬のネタで刺身を造ってもらい、冷酒をちびちびと。自分の記憶にはないけど、少なくともカウンターは禁煙だったとのこと。確かに煙草を吸っている客はいなかった。暗黙のルールとしてカウンターは禁煙なんだとか。

その後も牡蠣等いろいろ楽しんだ後にシメで握りを。3~4貫ぐらいだったけど、丁寧な仕事というのが滲み出てくるような出来栄え。料理は大将ともうひとりの2人が造っているのだけど、実に“間”が良くて、上品な活気がある。食事を終えて店を出る時に、ビルの外まで見送ってくれて。2人で1万5千円ぐらいだったけど、十分に“粋”な寿司を堪能して店を後にしたかな。


陽気

2013-11-19 05:31:03 | 600 グルメ
先週の土曜日に中小企業診断士の理論政策更新研修を受講のため広島市街へ。診断士の資格は5年更新で、更新のための要件のひとつとしてこの研修を5回受ける必要がある。年に2回開催されているので半分受講すれば良いのだけど、いつも都合がつくという訳でもなく、可能な日であればとにかく受講して、早く要件を満足させておきたいところ。

単に出かけるだけでは面白くないなと、昼食を食べるのに何処かラーメンでも美味しいところはないかなとネットで探していると、乗り継ぎで降りるJR横川駅の近くに、広島では誰もが知っている有名店である「陽気」の支店があることを発見。かつて本店へ行ったことがあったけど、おそらく数十年前。これは良い機会だなと少し早く家を出て、駅を降り歩いて5分程度で店へ到着。

まず感心したのが暖簾。真っ赤で、清潔で、しかも店の名前がどっしりと書かれている。これはまさに名店の雰囲気だなと。12時ちょっと過ぎだったけど、店内は既に満席。唯一残っていた合席に座って600円の中華そばと150円のおにぎりを注文。といっても食べ物はこの二つだけなのだけど。余談だけど、隣にいた若いお兄さんが2杯食べていたのには驚いた。

タイミングが悪かったのか、10分ぐらいしてもまだ出てこない。そのうち店外に行列が出来始めて。15分ぐらい待ってようやく出てきた時にはホッとした。外観はまさに広島ならではの豚骨醤油系。個人的には麺にやや腰が足りないと思ったけど、後は完璧。特にスープが美味しかった。独特の甘さがあり喉越しもなめらか、普段全部は飲まないのに気がつけばなくなっていた。

ゆっくり余韻に浸ることもできず店を出て、時間がなかったのでタクシーで会場であるJA広島ビルへ移動。タクシー代が千円以上かかったけど、美味しかったので許せたかな。研修はいつもの通りで、退屈極まりないと感じていたら、最後のセッションだけは実際の診断事例の紹介があり有益だった。来年もう1回受講すれば要件を満たすので、あともう一歩ってところ。


LIBERO

2013-11-17 07:39:23 | 600 グルメ
先週の金曜日の夜は、友人と二人で食事へ。場所は広島市街の中心で、少し裏通りにあるこじんまりとした高級イタリアンレストラン「リベロ」。もちろん相手は女性。男と二人でこんな店に行く訳もなく、最近知り合ったばかりだし、それなりの店で”おもてなし"しようとネットでいろいろと探していて見つけたもの。いつものことだけど、初めて行く店というのは緊張するなと。

それで三越で待ち合わせて歩くこと5分ぐらい。外観は色もくすみ、やや古びた感じで、通りを歩いていてもなかなか気がつかないぐらいの地味な印象。だけど中に入ると、想像した以上に狭い中にも、清潔で落ち着いた雰囲気だった。カウンターが10席と、テーブル席が3、4つぐらいだったかな。名前を告げると、店の一番奥にあるやや広めの半個室のテーブル席へ案内されて。

とてもいい感じで、間違いなく店の中でベストな席だなと直感。彼女も喜んでくれて、つかみはOKといったところ。予約した時に”シェフのおまかせコース”を頼んでおいたので、あれこれ迷う必要もなく、後はワインを選ぶだけ。自分はワインは詳しくないので相談すると、席に案内してくれたシェフの奥様らしい方がソムリエで、彼女がフルボディの中から選んでくれた。

それから前菜、リゾット、パスタ、メインの肉料理、デザート等々、コース料理が運ばれてきたのだけど、どれもが美味しくて。最近分かってきたのは、小さな店というのは、調理時間とか、出すまでの時間とかが、各々の客に対して個別に設定されているので、口に入れた時の食感というか、そういうものが大きな店とは違うこと。そしてそれが結構味の差となっていること。

食べ終わって気づいたのだけど、予約した時に各コースメニューの量の質問をしていて、少なめが希望ということに気づいてもらったのか、どの料理も量が適度に抑えられていた。ワインで酔いがしっかり回っていたせいもあったと思うけど、彼女も自分も大満足。店を出ると、シェフと奥様の二人が我々を見送ってくださって。とても良い気分で帰路についたかな。


ぬか漬け

2013-10-17 05:16:36 | 600 グルメ
数週間ぐらい前から始めているのが、ぬか漬け。もともと漬物が好きで、中でも新鮮な野菜を使って薄めの味付けのぬか漬けがとりわけ好物だった。だけどスーパーとかで売っているのは1本が100円以上とか、けっこうな値段がついているので、逆に、こんなに簡単なものがどうして?と疑問を持ち続けていたのも確か。そんな思いが、ついに自分で漬けることにつながった。

きっかけは、いつもの釣り友達からもらった秋茄子。自分の畑で栽培しているので大量に取れるらしく、おすそわけでデカいのを7~8本ぐらい。どうやって食べようかと悩んでいた時にひらめいたのがぬけ漬け。そこそこ保存できるだろうとの思いもあって。だけどネットで漬け方を調べると、ぬかとか、いろいろ揃える必要があることが分かったので、なんか面倒くさいなと。

だけどある日、会社帰りに広島駅地下のスーパーに立ち寄った時のこと。なにげに棚を眺めていたら、”ぬか漬けの素”の袋が眼に止まって。簡単に漬けられると書いてあるし、安かったので、とりあえず買ってみようと。魚の保存用に使っていた大型のタッパーがあったなと取り出して、昆布と唐辛子を追加し茄子を入れて完成。やってみれば、やけに簡単な作業だった。

それでお味の方だけど、想像以上に美味しかった。2、3日漬ければもう完成。よく買い出しにいく遠方のスーパーで、規格外れの野菜が多めで安く販売されていて、形は悪いけど漬物にするのであれば全く問題ないのでこれを使わない手はないなと。それからは好物の胡瓜を中心にいろいろと試しているところ。いやあ、なんか楽しみが増えて正直嬉しい。

何故もっと早く始めなかったのかと後悔しているぐらいだけど、季節的は良かった。というのもこれから寒くなると増えてくるのが鍋の回数で、その場合、やはり締めにはお茶漬けと漬物が欲しい。そんな時にぬか漬けは最高だから。これがきっかけで使い始めた両親が使っていた冷蔵庫が、まだまだスペースが余っているので、別の食べ物にも手をだそうかなと。

【ニットーリレー】ぬけ漬けの素

【ニットーリレー】ぬか漬けの素
価格:168円(税込、送料別)



児玉

2013-07-27 06:34:50 | 600 グルメ
数日前、仕事のつきあいで久しぶりに会食を。場所は広島市の中心で、繁華街から少し離れたところにある、日本食の「児玉」。ここは初めてで、名前すら知らなかったけど、俄然興味が湧いたのは、ミシュランで2つ星を獲得していると聞いたから。それじゃミシュランって何か知っているかと聞かれると、TV番組等で店を紹介する時によく耳にするぐらいの知識しかなかった。

調べてみると、日本でミシュランの評価対象になったのが2007年で、東京とのこと。それから2010年に京都、大阪。2012年に特別版として北海道。そして2013年に同じく特別版として広島が加わったらしい。広島版が発行されたのが、本の後ろで確認すると今年の5月24日だから、つい最近のことなんだと改めて認識。どうして名古屋がないのだろうと不思議に思ったりして。

本は会食の翌日に友人から借りたのだけど、パラパラめくってみると、意外に星がついた店が少ないことに気づいて。3つ星は1軒だけ。2つ星も児玉を含めて5軒だけ。そこでようやくスゴイ店だったのかと気づいたけど。しかしよく予約が取れたなとも思ったりして。こういうガイド本に載ると、なかなか予約が取れなくなるという話をよく聞くから。まあ自分には関係ないか。

なんて話は置いておいて肝心の児玉の料理だけど、正統派でとても美味しかった。その日はコース料理で、先づけからデザートまで、嗜好が凝らされたものばかりだったけど、どれも繊細な味付けで、広島では薄めの部類。自分的にはもう少し濃い目が好みだけど。嬉しかったのが、鮎の塩焼き。食べたいなといつも思いながらここ数年おあずけ状態だったから。

少し残念だったのが酒の種類が少なかったこと。揃えられていたのは、いわゆる定番モノばかり。おそらく、あくまで料理が中心で、酒にそんなに執着がないのだろうなと。ということで、初ミシュランだったけど、結局その時の評価者の好みもあるだろうし、とりたてて気にする必要もないというのが正直な感想。あくまで自分の好みで好きな店に行けばそれで良いってことか。