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或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

おかげ横丁

2015-03-09 05:43:30 | 600 グルメ
外宮、内宮、そして天岩戸と伊勢神宮にまつわる観光名所を巡った翌日曜日は、天気予報どおり朝から強い雨が降っていた。のんびりと朝食を食べた後、英虞湾に沿って鳥羽からぐるりと回って帰ろうかと鵜方から県道128号線経由で北上していたら、道がけっこう混んでいて時間がかかりそうなので、途中から前日に通った県道32号線に戻り、そのまま内宮方面へ。

といってもこの日のお目当ては内宮ではなく、その参道にある”おはらい町”とその中心にある”おかげ横丁”。全国的に有名な神社は、その参道の商店街が賑わっているところが多い。自分が知っている代表的な場所としては、鎌倉にある鶴岡八幡宮や地元広島の厳島神社がそう。朝10時半ぐらいに着くと付近の駐車場は既に満車で、五十鈴川の河原へ止めることに。

車を降りて歩いたのだけど、雨と風が強くて。なんとか”おかげ横丁”に到着して、連れの友人の希望に沿って有名店の行脚がスタート。まずは伊勢うどんの「ふくすけ」。味に期待はしていなかったけど、まず食べてみなくてはと店へ入ると、この時間にしてほぼ満席。座敷の奥で何とか席を確保して座るやいなや、もう注文したうどんが到着したのには驚いた。

想像通りの素朴な醤油味で可もなし不可もなしって感じ。ただし古風な中に清潔感の漂う店の雰囲気は素晴らしかった。次が老舗牛肉屋の「豚捨」。ここは揚げ物が有名らしく、10人以上が列を作って並んでいた。店内では定番のコロッケと串カツ、テイクアウトでメンチカツを注文。確かに出来立てのアツアツは美味しかったけど、群を抜いてという程でもなかったかな。

続いて「美杉郷 八知球屋」で刺身こんにゃくを買った頃から雨足がかんり激しくなり、これまた有名な赤福本店へ入ると、「ここは赤福だけです」とのことで、赤福別店舗へ。そこで食べたぜんざいの美味しいこと。その場で焼いている餅の香ばしさとぜんざいの甘さのバランスが絶妙。その温かさに降り止まない雨をしばし忘れたかな。今となっては良い思い出だなあ。


魚信旅館

2015-02-18 06:22:09 | 600 グルメ
久しぶりの尾道プチ観光で悩んだのが昼食。相手に事前に確認すると、和食でも洋食でもどちらでもOKとのことで、さらに悩んでしまったかも。最初は尾道港近郊の洒落たイタリアンか何かと調べたのだけど、そんなに格調も高そうじゃないし、最初の食事の場所としてはいかがなものかなと。高齢者同士だし、そこそこの店にしないといけないなとプレッシャーを感じたりして。

そんな時に、ひょっとしてここだったらと見つけたのが料亭旅館「魚信(うおのぶ)」。ミシュランガイド広島2013特別版にお薦めの店として掲載されたというのも気にかかって。料金が高めだったので外すことはないだろうと。心配だったのが食事をする部屋。食べログとかの写真を見ると、大広間もあれば旅館の部屋のようなものもあるし、どんな場所なのかがよく分からない。

そんな不安が払拭されないまま当日を迎え、尾道駅から商店街から海岸通り沿いを歩くこと20分弱。少々くたびれたような、ひっそりとした塀と門を発見。提灯に屋号が書いてあり、その横に「ご予約のお客様のみ・・・・・」という看板が。予約していないと入れない店と分かったのがその時。ひっそりとした佇まいの中を玄関まで歩くと仲居さんが笑顔で明るく出迎えてくれて。

案内されたのが廊下の突き当たりにあるこじんまりした部屋。8畳の広間の奥にソファーが2脚置いてあった。食事の用意をしてもらう間、そこに腰掛けて外を眺めると、すぐ下がもう海。日差しが直接入り込んでいて、とても暖かかった。改めて部屋の中を見廻すと、水道があったり押入れがあったりして、ほとんど旅館の一室。料亭旅館というネーミングの意味が理解できた。

予約しておいたのが“オコゼのミニ会席”。最初に運ばれてきたのがお造り。こりこりした食感が美味。仲居さんに聞くと予約分しか魚を仕入れないのだとか。だから新鮮なのかと感心した。その後メバルの煮付けとサワラの焼物が続き、締めがウニご飯”。量的には少なめでちょうど良かった。ビールと冷酒をお供に会話も弾み、店のチョイスとしては最高だったかな。


かき小屋

2014-12-29 08:27:00 | 600 グルメ
先々週の土曜日に友人と昼食を。とりたてて何を食べるとも相談してなくて、とりあえず一緒に食材を買いに行って自宅で手料理でも振舞おうかなとも考えていたけど、前日が会社の忘年会だったこともあって少々お疲れ気味。11時に彼女が来たのでお茶をしながらどうするか話をしていると、牡蠣を食べたいということが分かって。まさに旬だし、それがいいなと。

広島では数年前から「かき小屋」なる店が増えている。夏季限定が「ビヤホール」なら、言わば冬季しかも広島限定の「牡蠣専門レストラン」ってとこか。そう言えば、昨年もこの時期に別の友人と一緒に食べに行ったっけ。もう完全にお別れ状態になっている。でも懐かしい。なんて話は置いておいて、自分が利用しているのは自宅から車で10分ぐらいの漁港の敷地の中。

昼の12時過ぎに店へ到着。想像していたよりは駐車場に客の車が少なくてひと安心。お洒落なんて言葉とはかけ離れた雰囲気だったけど、逆にリアルさを気に入ってくれて。中に入りメニューをチェックしていると、”焼き牡蠣食べ放題3,000円”を見つけて。昨年はなかったような。バケツに12個ぐらい入っているのが1,500円なので、食べ放題でもいいかと2人分を注文。

案内された場所が店の端にある2人用のテーブル。まさに牡蠣を食べるためと言わんばかりのグッズが沢山用意されていて。牡蠣の殻が飛び散らないようにする金属蓋、熱い牡蠣殻を掴む軍手、さらには殻をこじ開けるヘラ等。感激したのは牡蠣を焼く時間、6分間をセットしたタイマーまであったこと。おじさんから制限時間や焼き方のルールの説明を受けて、いざ本番。

いやあ、怒涛の1時間とはこのこと。焼きながら食べ、食べながら焼く。終わってみればバケツが5杯。ということは牡蠣を2人で60個も食べたことに。自分が35個ぐらいで彼女が25個ぐらい。なんか大食い選手権にでも出た気分。さすがに制限時間の15分前でギブアップ。しかしねえ、牡蠣をこれだけ食べたのは初めて。美味しかったけど、もう当分いいって感じ。


松葉ガニ

2014-12-20 08:09:26 | 600 グルメ
先週の土日は友人と2人で鳥取県の米子へ。いつかこの時期に境港で水揚げされた旬の松葉ガニを思う存分食べたいなという思いが膨らんでいて、友人からの誘いと自分の都合がマッチしたので、すかさず宿の予約を。境港と言えばその近くにあるのが皆生温泉。この名前を聞くと、今からおよそ15年前にこの地を訪れた時の甘酸っぱい思い出が脳裏をかすめたりする。

どうも今年は出張であれ旅行であれ、何かしらアクシデントに見舞われることが多い。今回もまさにそのパターン。まだ12月というのに金曜日から中国地方の山間部が雪で大荒れとの予報が。とっさに冬用タイヤに交換しておいたのは、我ながら勘が冴えていた。直前に高速道路が閉鎖されていないことを確認し、いざ出発。だけど安佐SA近くで吹雪いてきた時にはヤバイなと。それでもなんとか雪降る松江道を抜けたあたりで、なんとか無事に宿へ到着できることを確信できホッとした。

夕方の4時前にその夜の宿である「湯喜望 白扇」へ到着。皆生温泉の南端に位置し、海岸線に面した旅館で、最上階の部屋に案内されると窓からは日本海や遠くに大山が一望できた。早速1Fの露天風呂へ。早い時間だったので客は自分ひとり。サウナを含めて全て貸切状態で、なんか得した気分になったかな。部屋へ帰ると仲居さんが部屋食の準備を始めてくれて。

いよいよ待望の“カニ会席”が目の前へずらりと。先付の後でカニの、刺身、焼き、姿ボイル、具足煮、天ぷら、そしてシメにカニ飯にカニ汁と、まさにカニ尽くし。刺身もいつもと全然違う味に感動。丸々3匹ぐらいは食べたかな。冷酒がお供だったけど、どれも美味しくてカニ好きにはたまらなかった。それでも食べ過ぎなんて全く思わなかったのは、さすがにカニだなあと。

食事を堪能した後は、部屋付きの露天風呂へ。外は冷たい風がビュービュー吹いていたけれど、湯船に入れば、その温度差にこれまた風情があってまったり。すっかり満足して熟睡した翌朝も、夜明け頃から再度湯船でまったり。遠くにうっすら美保関を望む景色に、ひしひしと旅の心地良さが。その後朝食もゆったり部屋食で。まさに贅沢三昧だったような。


なん波

2014-12-01 08:22:18 | 600 グルメ
一昨日の夜、楽しみにしていた京都での紅葉狩りで最初のイベントがライトアップ。連れが乗る新幹線が京都駅に着いたのが夕方6時。食事の前に1ヶ所でいいからライトアップを楽しみたいと。新幹線八条口で出迎えてすぐにタクシーを拾って清水寺へ。交通規制のためなのか車の動きが悪い。参道の麓までは行けたものの、あまりの長い列に数分並んでギブアップ。

再び拾ったタクシーの運転手さんの話によると、先週の3連休は今年一番の人出だったそう。とにかく凄かったらしい。今週はそれと比べればたいしたことないとのこと。「この人出でねえ」と、半ばあきれながら八坂神社付近で降ろしてもらい祇園へ。土産物を何軒か見て周った後に、にぎやかな大通りから見逃しそうな路地へ入り、奥へ少し歩くと「なん波」の看板を発見。

せっかくの京都なので、京会席を、しかもいかにもそれらしいお店でと、いろいろ悩んだ末に選んだのがこの店。店に入ると女将さんがやさしく出迎えてくれて。想像した以上に狭かったかな。まあ、それがいかにも京都って感じなのだけど。6席のこじんまりとしたカウンターには先客が1組。反対側の端に座り、とりあえず飲み物を注文。それから次々に嗜好を凝らした料理が。

山口産の名酒「獺祭(だっさい)」の純米吟醸をお供に、何品出てきたかよく憶えていないけど、店を出たのが夜の10時頃だったから、3時間近くも店にいたことになる。いずれも丁寧な仕事がされていて、特にお吸い物や魚の焼き物は、その繊細で丁寧な造りに感動したかな。締めに抹茶をいただき、酔いも回り、とても良い気分で外へ出て、しばし祇園界隈を散策。

ネオン街を当てもなくふらふら歩いていると、目の前に現れたのがTVや映画でよく見かけたような小さな神社。舞妓や芸子が願掛けによく訪れることで有名。これが「辰巳神社」で傍の巽橋の下を流れるのが白川。その風情溢れる雰囲気は最高。連れとしばし写真を撮り合った後で白川沿いを鴨川まで歩いたのだけど、祇園を満喫できた素晴らしい夜だったなあ。


博多

2014-11-22 10:31:11 | 600 グルメ
先々週の土曜日は、最近親しくなった友人にせがまれて博多へ日帰りで買物のお伴に。どうも相手が若いとこのパターンにハマることが多いような。かつて亡くなったカミさんの買物につきあうことなんかほとんどなかったし、それ自体がイライラして気乗りがしなかった。ところが最近じゃ合法的に若い女性をま直かに見れるという楽しみもあって苦痛じゃなくなっている。

広島駅から新幹線に乗り、1時間ちょっとで博多駅へ。そこからタクシーで10分程度走ると目的地であるキャナルシティへ到着。とりあえず早目の昼食をということでチョイスしておいたのが、博多ラーメンの「一蘭」。かつて十数年前に博多で一度食べたことがあったけど、既に完全に忘却状態。最近では広島の繁華街にも出店してきていた。店内は7~8割ぐらいの入りだった。

この店の特長は、つい立てで一人のスペースが仕切られていること。今回はカップルなので逆にそれが邪魔になったりして。席について暫くすると、四角い器に入ったラーメンが目の前に出されて。この器は博多の店だけらしい。見た目がモダンで洗練された雰囲気だったので、もしやと思い一口食べてみると、味は見たまんま。昔はもっと個性的だったような気がしたけど。

食事が終わり、時間をかけて若い女性向けブランドの店舗を5、6店程見て周った。友人が購入したのがニットのセーターや、パンプス等。なかなかセンスが良くて、自分もけっこう気に入ったかな。こんなの初めて。その後で再びタクシーに乗って、博多最大の繁華街である天神へ。ここでも2、3店舗チェックしたけど、気に入ったものがなかったらしくタイムオーバー。

狭い路地を10分ぐらい歩いて「やま中」赤坂店へ。ここはもつ鍋では博多で最も有名。1週間ぐらい前に電話を入れたら、5時スタートだけ少し空きがあるとのことで、ちょっと早いなと思いながらしぶしぶ予約を。やけに高級感溢れるエントランスを通って座敷に通されたけど、座ってみればフツ―のもつ鍋屋。定番の味噌スープを食べたのだけど、期待した程でもなかったかな。ここもなんか個性がないなって感じ。ということで、今回の博多は、グルメ的にはちょっとインパクトがなかったような。


大阪食道楽

2014-09-30 06:12:18 | 600 グルメ
昨日の記事で”シルク・ドゥ・ソレイユ“見物のために日帰りしたと書いたけど、久しぶりの大阪だったし、イベント開始が16時だったので、空いている時間にご当地グルメを満喫しようと。大阪と言えば食い倒れ。ターゲットを絞ったのが、関西風お好み焼きと串かつ。なので梅田を中心に定番の店をいろいろとサーチ。結論としては昼がお好み焼きで、夜が串かつに決定。

それで当日、梅田に着くと連れが洋服を買いたいと言い出して。幸いなことに、グルメの店をサーチしている間にファッションビルが何処にあるかをなんとなく把握できていた。「それじゃグランフロントへでも行こうかと」、知ったような口ぶりで駅から通路伝いに北に歩くこと2、3分で到着。今思えば、これが大正解。昨年オープンした有名な大規模商業施設だった。

それからはお決まりの“金魚のふん”コース。5、6ヶ所は周ったかな、ヤングレディーズの専門店を。出費がかなりかさんだけど。買物が終わったのが11時半頃に昼の部がスタート。そのまま狙いをつけていた「福太郎」へ。予想通りというか客が10組ぐらい待っていて。明石のタコのお造りや、海老の鉄板焼き等、サイドメニューが楽しめて大満足で店を後にしたかな。

夜の部は公演がが終わった後にスタート。タクシーを拾って北新地の「串かつ だるま」へ。店に着くと、ここも既に客が10組ぐらい待っていた。だけど回転が良くて20分ぐらいで席に案内してくれて。注文したのが定番のコース。揚げ方や味が格段良いとという訳ではなかったけど、とにかく冷えたビールを飲みながら揚げたてのホクホクを食べられるというのが素晴らしくて。

店の雰囲気も素晴らしかった。いかにも庶民の店っぽくて、周囲が騒がしい中で狭いテーブルに連れと差し向かいというシチュエーションも良かった。連れも喜びしてくれて、選んだ自分もホスト冥利につきたかな。この日は珍しく全てがスケジュール通りに進み、夜10時過ぎに広島駅につくまでの段取りが完璧だった。とても密度の濃い一日だったような気がする。


なかむらそば

2014-09-01 07:17:48 | 600 グルメ
沖縄旅行4日目は、さすがに連日の観光疲れが出てきたようで、午前中ホテルでゆっくり過ごした後に昼食へ。何処に行こうかいろいろ考えてチョイスしたのが恩納村の北端にある「なかむらそば」。実は沖縄に着いた日に、屋台の沖縄そばを食べたのだけど、やはり有名店で定番のメニューを食べておかないと帰国した後に後悔しそうだなという予感が脳裏をよぎったので。

場所は万座ビーチのすぐ近く。午後3時頃だったけど、駐車場は車がいっぱいだった。店に入る前に写真を撮ったのだけど、エメラルドグリーンの海がやけに美しく、その景色と沖縄そば屋のコントラストが、最後まで自分の中で同化しなかったような。とりあえず食券を購入して待つことに。観光客もけっこういたけど、地元の方々が半数ぐらいいたのでなんか嬉しかった。

席に案内されてしばらくして運ばれてきたのが、連れが注文した上の写真の”アーサそば”と、自分が注文した”なかむらそば”。前者は沖縄特産の海藻であるアーサ(一重草)をトッピングしたもので、後者は食べ易くカットされた豚三枚肉がトッピングされたもの。他には定番の”沖縄そば”と、トッピングがスペアリブの”ソーキそば”や豚足の”てびちそば”がメニューにあった。

食べてみると、自家製麺を歌い文句にしているだけに麺が美味しかった。自分的には和風ラーメンという印象で、うどんでもなく、かといってラーメンではぜんぜんなく、まさに沖縄そばならではの味。それにしても”アーサそば”は緑色の海藻の色味が見た目にもとても綺麗で、人気があるのもうなづけた。半分食べたところで、”島唐辛子”が入った酢醤油を入れると別の味に。

すっかり本場の沖縄そばを堪能した後に店を出ようとすると、まだ店の内外に行列が出きていたのには驚いた。その日はおやつを食べに”おんなの駅”へも立ち寄り、名物の”あずきアイス”を食べたのだけど、様々な種類の沖縄名物の店がずらりと並んでお祭り状態。眺めているだけでも楽しくて。それにしても沖縄ってグルメの宝庫だなと改めて感じたっけ。


海ぶどう

2014-08-11 07:30:03 | 600 グルメ
沖縄初日の夕食は、友人がネイルをしたために夜遅めの9時半頃から国際通り近くで。やはり郷土料理が食べたいということになり、居酒屋を物色。宿泊しているリーガロイヤルグラン沖縄からタクシーに乗ったのだけど、初乗りが500円と安かった。まずは有名店の「ゆうなんぎい」へ。ところがこの日は盆でお休み。次が「カラカラとちぶぐゎ~」。ここは営業していてホットした。

那覇市久茂地3丁目にあって、国際通りから少し離れているので人通りもそんなには多くない。店内に入るとカウンター中心でさっぱりしたバーのような雰囲気。自分達は空いていたテーブル席へ。笑顔がやさしそうな年配の店主が注文を取りに来てくれたので、メニューの中からとりあえず“ゴーヤチャンプル”、“アグー豚のもやし炒め”、それと“海ぶどう”を注文した。

暫くすると、お通しとして、“ジーマーミー豆腐”や“ラフテー”が乗った皿を出してくれて。どれもが美味しくて。少しして注文した料理が運ばれてきた。自分的に感動したのが“海ぶどう”。記憶が定かではないけど、おそらく人生初。まず見た目が美しい。鮮やかなグリーンの濃淡は、まるでネックレスのよう。味は、やや塩辛かったものの、そのプチプチした食感が気持ち良くて。

ホテルに帰って調べると、海ぶどうは沖縄本島、宮古島など温かい限られた海にのみ生息し、日本語名を「クビレヅタ」というらしい。球状の葉がぶどうの房のようになっていることから“海ぶどう”という名が付けられたとも。別名「グリーンキャビア」。確かに食感がキャビアに似ているなと。だけど葉が細かすぎて“海ぶどう”という名前が相応しいとは思わなかったけど。

この日は、そのまま食べたり、ポン酢で食べたりしたけど、ビタミン、カルシウム、鉄分、食物繊維などの栄養素を豊富にを含んでいるので健康にも良さそう。沖縄で居酒屋となると、もちろん酒は泡盛。この日は店主のオススメを何種類か飲んだのだけど、その話はまた別の機会に。すっかり酔っ払って店を出たのが午前零時過ぎ。初日からとても楽しい沖縄の夜になった。


Tacos de Carne Asada

2014-07-19 01:28:27 | 600 グルメ
木曜日にメキシコの都市NO.3のモンテレイ(Monterrey)で仕事を済ませた後、夕方のフライトで、今回の出張における最後の仕事場であるロスへ移動しようとユナイテッド航空のチェックインカウンターに並んだものの、何故か受付での客のさばきが遅い。まあメキシコだからしようがないかと諦めつつも、20分ぐらい経ってようやくカウンターから声がかかって。

手続きをしている係員のおじさんから、「1時間半ぐらい遅れそうです」とのコメントが。ヒューストンで乗り継ぐので、ひょっとして乗り損ねるかもしれないと不安になったけど、その便も同じように遅れるとのことで一安心。焦っても仕方ないと、ゲートの傍にあるレストランに入り、ビールを飲みながらぐだぐだしていると、同行者から「フライトがキャンセルになったよ」との情報が。

「おいおい、マジで?」と泣きそうになったけど、こればっかりはねえ。悪天候による機体の配備に問題が発生したとのことで、ユナイテッドがフライトを変更してくれたもののホテル手配のサービスはなし。すぐに現地の駐在員に電話して、空港近くでその晩の宿を予約してもらった。このパターンはこれで2度目。重い足取りでタクシーに乗り、ホテルでひと晩を過ごし空港へ。

早朝にモンタレイからメキシコの都市NO.2のグアダラハラへ移動し、今は空港内のレストランのテーブルに座っている。4時間ぐらい待ったあげくにロスへ出発するという最悪の接続だけど、これしかなかったというのがユナイテッドのおねえさんの言い訳。だましだまし時間が過ぎるのを待つしかないなと、朝からビールを飲みながら、今回の出張で初めてタコスを注文。

メニューの最初に載っていたので選んだのが“Asada”。小さくカットされた牛の焼肉と玉ねぎ、そして食べて分かったけど、パクチーがトッピングしてあった。これが美味しくて。パクチーが意外に気にならない。調べると、この正式名称”Tacos de Carne Asada“がタコスの中でも最もポピュラーらしい。メキシコ出張の最後を飾るにふさわしい食べ物だったかも。