スーパースターやわ

　日本中が熱狂に包まれたWBCは、22日朝に決勝戦が行われて、日本がアメリカを3対2で下して3度目の優勝を飾りました。2回にソロホームランでアメリカに先制を許したものの、昨日のヒーロー村上選手のホームランですぐに同点に追いつくと、四球等で一死満塁のチャンスを作ると内野ゴロの間に1点を追加してリードする。4回には岡本選手の一発で3対1とすると、アメリカの反撃を8回の一発の1点だけに抑えて優勝を果たした。

　今日の決勝は、日本のプロ野球の主砲である村上・岡本の一発で加点し、日本プロ野球の投手たちが懸命に抑えてダルビッシュ・大谷といったメジャーのエース級で締めくくった試合は、本当にシナリオでもあるような展開でした。アメリカチームの誤算は日本プロ野球の投手のレベルが想像以上に高くて打てなかったことだと思う。

　それにしても、やはり大谷選手のスーパースターらしさが前面に出た大会であった。決勝のラストでも、チームメイトでアメリカを代表する打者であるトラウトとの一騎打ちで試合が決したのも、彼が何かの運命を持っているからに違いない。

　これだけの激闘をやった後だけに、チームの選手たちがチームに戻ってすぐに開幕というのが大丈夫かなと心配したりもします。ただ、今は素直に世界一を喜ぶべき日なのは間違いない。どんな事であろうが、世界一というのは凄いことなのだから。