日本維新の会の石原、橋下両共同代表は、28日会談し、石原氏の主張する「自主憲法制定」を結いの党受け入れないため、石原氏は「結いの党との合流は認められない」として、合流するなら分党をするよう求め、橋下氏もこれを受け入れ、日本維新の会を分党することが決まった。
--------
潔いと言うべきなのか、未練ったらしいと言うべきなのか微妙な話なのですが、「野合」から一部の人が離れる事になった。
「潔い」というのは、自分が一番重要だと考えている政策が相容れなければ合流しないという点。 基本政策すら統一出来ていない民主党の失敗は、単なる選挙目当ての野合では、実際に政権を担当した時に意見がまとまらなかったり能力不足を露呈して失敗するという事を示してくれた。
政党のバックに巨大労組がついていて、組織的選挙運動が可能な民主党ですらあの体たらくだったのに、大きな組織の無い「世論の風」待ち政党が基本政策すらバラバラで野合しても、まともな役に立つはずがないではないか。単なる選挙の為の合同に、世論は甘い風を吹かせはしないだろう。
もう一つの「未練ったらしい」というのは、分党なんて事をやったこと。政党助成金とかの問題が理由だと思うのですが、政党って一体何なんだろうかと考えさせられますよね。
橋下大阪市長も、最近では議会に押されっぱなしで、TVのローカルニュースでも急激にその求心力が落ちているのが感じられます。彼は、何らかの理念や信念がある人間とは、私には最初から思えませんでした。保守的とも言われた時期もありましたが、私は最初からむしろラディカルな思想に近い人物な気がしています。
だからこそ、政策が違っていようとも、「数の論理」が先に来ての合流を急いでいるのでしょう。彼は、いま国政に関わっているような余裕は無いはずなんですけどねえ。
それにしても、あの松井って人、番頭というよりは、でっち、専らお使い。
コメントありがとうございました。松井府知事は維新の会創設時に、いろんな意味で動いた人。橋下氏がいなければ知事にはなれませんでしたが、子分とか格下まではいかないと思いますよ。