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これでは戻らない

2024-09-30 | ニュース

 金曜日に自民党総裁選が行われて、石破氏が勝利して次期首相に就任することが決まった。総裁選は事前の予想を覆して僅差ながら高市氏が党員票で1位となる波乱の幕開けも、石橋が不利と言われた議員投票での逆転で勝利となった。自民党員でありながら常に反安倍政権の姿勢をとり続けた、マスコミによると人気№1の石破氏は、圧倒しているはずの党員票で負けながらの勝利という予想外の結果となったのだ。

 いろんな意味で予想外だった総裁選でしたがネットでは残念という声が高いのと同時に、マスコミ的にはそこはかとなく安堵の声がにじみ出るといった報じ方だ。それは、石破氏と高市氏のこれまでの議員活動をみれば当然のことだと思う。

 また、いろんな続報から感じることは、派閥を解散したと言いながら結局は派閥のボスの号令で投票先を決めるという何も変わっていないということと、ネットの人気とは裏腹に高市氏は党内では存外人気が無いんだなということだ。本当に石破氏が嫌われ者ならば誰が何と言おうと投票はされなかっただろう。私は派閥が悪い事ばかりではないとは思っているのだが、形だけ解散してやってることが同じというのが姑息だとは思う。

 石破氏と高市氏のどちらが当選したとしても、どちらも強力な党内基盤もなく簡単にはいかなかっただろうが、石破氏の場合は特に同じくリベラル的な岸田政権で離れた保守層有権者がこれで完全に自民党に見切りをつけると言われており苦戦は必至だ。なのに、早々に解散すると明言しているので過半数割れもありうるのではないかとも言われている。保守層に嫌われた岸田政権での、内閣支持率と政党支持率との乖離がさらに拡大するという訳だ。彼のこれまでを保守層は許さないだろう。

 但し、私は石破政権になったからといって岸田政権と大きく変わることはないと思っている。同じリベラルだし、だからダメなのだ。マスコミは喜ぶだろうけど、野党と大差ない自民党とかは連立して与党になったかつての社会党みたいなものだ。存在の意味や理念がなくなったのではないだろうか。

 総選挙では大きく議席を減らすであろう自民党だが、その時はどうなるのだろう。維新や国民とも連立を組んで政権は維持するのであろうか。少なくとも、あのねっとりした男の首相とかはさっさとお引き取り願いたいのだが。

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