小学校の低学年の生徒が、給食で出たウズラの卵がのどに詰まって亡くなってしまうという不幸な事故が起こってしまったというニュースが流れた。可哀そうにというか不運なというか気の毒な事故だと思います。ニュースでは教育委員会の会合の映像が流れていましたが、せいぜいがもう給食のウズラは出さないみたいな結論なんだろうなと思ったりした。
本当に不幸な事故だとは思うのですが、何が悪いという事ではないのではないかと私は思っている。多分ですが、ウズラが詰まりそうになったというのは、数年に一度ぐらいは起こっていたのかもしれないとは想像する。でも、実際に死亡にまで至ったことは無かったのだろう。それぐらいレアだったに違いない。
魚の骨とか、昔から給食にはある程度のリスクはあったように思う。もちろん、家庭で食べているものに比べたらリスクなんて無いに等しいレベルのリスク。集団生活の中で、そういったリスクに慣れて避けられるような食生活を学ぶのも給食の役目の一つなようにも思う。もちろん、そういった「食べ方」は、学校と共に家庭も子供に教える場だとも思う。よく噛むとか、スプーンとか箸で小さくしてから口に入れるとか、大人が当たり前にしている事を子供に教えるということだ。
今回の事件については、学校だけが悪いとか家庭が悪いとかそういうことは感じない。だから、ただただ不幸な事故だと感じるのです。
そういえば、家庭も含めて食材自体が柔らかくなっていたり、売る段階である程度骨を取っている魚の切り身とかあまり噛むということに重要さがなくなっていて、大人でも飲むように食べるという事が増えているのではないかと思う。大人も今回の様な事故が実は増えているのかもしれません。大人もしっかり学びなおさないといけませんね。