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残ったもの

2023-10-18 | 日記・エッセイ・コラム

 あるバラエティ番組で、醤油と他に何かを混ぜた調味料製品の味比べみたいなものをやっていた。どこも、商品化して売っているものなので不味くて食べられないようなものは当然なくて、自分の好みとどれぐらい合っているかという感じであった。手の有名調味料の合体版は、過去から何度か出ては消えしてきたもの。そういう中から、消えたもの残ったものについて書いてみたい。

 まず思い出すのが、ケチャップとマヨネーズの合体版。正式にはオーロラソースという名前で、マイナーな感じで今でも製品があるのだそうです。一時、大手メーカーが製品化して大々的に売っていたのですが、いつの間にか消えていた。理由を考えてみたら、別々に買って自分の好みで混ぜればいいし混ぜるときもドロッとしているので調節しやすいから、わざわざ最初から混ざっているものを買うメリットが少ないというのがあったのではないかと思います。

 次に思い出したのが、「ポン酢しょうゆ」。これは、さんまさんのCMが大ヒットして名前だけは浸透したのですが、商品自体は浸透しなかったのかメジャーな存在としては残れませんでした。当時何度かこれを使っていた時の感想ですが、醤油とポン酢という系統の似た辛いもの同士を混ぜたので中途半端な味になってしまっていたという記憶があります。

 最後に残った、だし醤油。これはこれまでのものとは違って、調理時に主に使うという点が違います。それまでにもめんつゆはあったのですが、それを少しだけ醤油の方にシフトした感じ。他社にも同様の商品が発売されていてすっかり定着しました。とにかく、どんな料理でも手間が省けておいしく作れるという奇跡のような調味料。共働き家庭には特に喜ばれているに違いありません。

 まただし醤油が残った、もう一つの理由としては醤油が塩辛いだけの質の低下があったのではとも思っています。醤油が安価になったのはいいのですが、ただ塩辛いだけの味になって独特の風味やうまみが希薄になってしまったように思います。それを補完するように出てきたのが、出汁を足して味をマイルドにしてうまみを加えるというだし醤油。出てくるべくして出てきた調味料だったのかもしれません。

 残ったものにはそれなりの理由がある。

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