予告通りに、2日にジャニ事務所が会見を開いて、｢ジャニーズ｣の名前を消して別名に変えて補償に専念することと、所属タレントは新たに設立するエージェント会社に所属するとして社名はファンクラブ公募で決定するとした。会見は、東山・井ノ原の2人と弁護士2人で2時間少し行われた。
その内容は、少しづつ色々なマスコミから報道されていた内容。全く目新しいものはほとんどない。そこが問題なのにと私は思う。要するに、マスコミメディアとの一心同体が問題の肝なのに、今回の会見も一心同体と言ってもいいようなものだったことだ。マスコミで会見の前に記事にすることを通して、事前に世間や財界の反応を探りつつの今回の記者会見という流れだ。
そもそも、小児への性加害をやった張本人は死んでいるのだから、その対策に緊急性なんてものはない。被害者への補償にしても、10年以上も声も上げられなかった状況だったのだから、可及的速やかにとは思うが今更 緊急性とは違うのではないだろうか。
今現在の一番の問題点は、何度も書いてきたがメディアとの過度な癒着で、その癒着が小児への性加害に利用されてきたという事なのだと思う。今回の会見への過程を見ても、五月雨式に各ＴＶ局長から改名希望発言がされたり新規起用の停止が言われていた。そして、メディアの既報通りの記者会見。どこも変わっていない。
今後は、これですべて解決したとしてＣＭやＴＶ出演にゴーサインが出されるのかや、新たに設立されたエージェント会社にＴＶ局は今まで通りの蜜月関係を続けるのかという事になっていく。ジャニーズの名前を捨てる彼らに、世間の風当たりは甘いものにはならないだろう。
