蓮の花の蕾のように手をあはせ
怖々と仏の前で手に汗し
先日の「稲泉寺」の蓮の花を見に行った折に、本堂の大仏壇の傍で、兄弟二人は例のごとく泣き叫ぶように大きな声で喧嘩が始まった。「仏さんの前でそんな大喧嘩すると仏さんが怒るよ仏さんに謝りながらお参りしなさい」と婆にしかられ、意味が分かったのかさなかではありませんが、急に静かになり、婆からもらった御賽銭を浄財箱に投げながら、手を合わせ頭を垂らしていた。普段、家にいるときは、新しく御飯を焚くたびに兄弟変わり番に、仏壇に炊きたての御飯を上げてお参りしている。婆から「この御仏壇には、お前たちの「ひ爺ちゃん」と「ひ婆ちゃん」と、その上の「爺ちゃん婆ちゃん」がいるんだよ、毎日御飯を食べられるのも、仏さんの爺ちゃん婆ちゃんの御蔭なんだよ」と言われている。兄ちゃんは、「ひ爺ちゃんとひ婆ちゃんって誰のこと」と質問すると、婆は「爺のパパとママだよ」仏壇の上の写真を指差して説明していた。これも分かったのか、分かっていないのかさなかでないが、そのうちに分かるだろうと思う爺である。
わからなくても、今はつぼみのような形でちいさなお手を合わすことが大事ですね。
子どもの頃、私もよくお物飯を仏さまに供えに行きました。
突然に何を喧嘩し出したのでしょうね。
Jessieもよく手を合わせていました。