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ときめきの日々を過ごしたい

先輩のこと

2017-07-05 10:06:08 | Weblog

 

    紫陽花や空を見あぐる介護妻

     辛きこと時が癒せり濃紫陽花

 

 

 

  若い時代から、町内の先輩で共にお酒を交し合い、先輩から沢山のことを学んだ私だったが、その先輩は若い時代から糖尿病を持っていなさった。彼の弟さんも糖尿病で数年前に亡くなっている。先輩の両親は共に糖尿であったと聞く、肉親が糖尿病だと、糖尿病の家族歴がない人に比べて 糖尿病になりやすいことは事実だが、遺伝するのは糖尿病そのものではなく、 「糖尿病になりやすい体質」のようだ。証拠に商売の後を継いでいる長男の息子さんは糖尿病はないらしい。先輩は数年前からインスリン注射を打ちなが、気をつけた生活を送っていましたが、遂に二年前から寝たきりの状態となり、家での闘病生活に入ってしまった。私より三歳年上であるからして、まだ八十歳の手前の年である。大変なことは本人は勿論のこと、介護する奥さんがなお大変だと思う。奥さんはもともと明るい性格な方でありますので、愚痴ひとつおっしゃる人ではないが、家の前で一人静かに空を仰いでいる姿に遭遇した私は、心が沈んでしまった。私も病気持ちの身、家内の世話にならないよう気をつけたいと芯から思った瞬間であった。まだ早いと思い思い、淋しいことですが[ぽっくり」突然にあの世へ逝けることを願う今日この頃である。


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