雲れ日の泰山木の白よごれ
俳句教室の七月二十九日の兼題に「木の花」を頂いていますので、歳時記を捲っていると「泰山木の花」と九語もの、長々とした季語が目に入る、北米原産のモクレン科の常緑高木。初夏、白色で芳香のある大輪の花を開くと記されてあった。どんな花かと思い、Googl で検索すると、高さが10mにも20mにも大きく生る木で葉が尖っていて、白い花が咲いている写真だった。花は白一色らしい、この地方に見当たらない木だが、何処かで見たうる覚えがあるので、良く考えてみると、家内の母の実家の庭にある木ではないかと思い、早速車を走らせた。やはり庭先に堂々と「泰山木」の木が座っていた。家内の従兄に当たる兄さんに聞くと「大山木」だと言う。大きくなる木と有ったので「大山木」ともいうのかもしれないと勝手に解釈した。花が見当たらないので兄さんに聞くと、今年は陽気のせいか少ししか咲かないとのことだった。それでも、木の中間に一輪だけ元気に咲いていたので、物置の二階からやっと撮れた。
灯台下暗しとは良く行ったもので、家内いわく、直ぐ前の小島さん宅の庭に「泰山木」の木があって、お椀形か杯の形をした白い大きい花がつい最近まで咲いていて、つい先日散り落ちたばかりだよと、私の部屋から泰山木を指差した。確かに葉が尖っていて表面には光沢があり、裏面は毛が密生しており錆び色に見える部分があった。冨田の兄さんとこの「泰山木」は大きいですが、小島さん宅の庭木としている泰山木はまだ細々としていた。毎日、朝歩いているのですから、珍しい木を見たら感心を寄せるのが当たり前ですが、そこが凡人の所以である。
デジカメのオート一本の私には、真似ができません。
タイサンボクは珍しく、83歳の姉が、息子に山から採ってこさせ、大きな絵手紙に描きました。
マーヤンさんのお部屋のすぐ前に、咲いていたのですか。
もう少し早くわかっていましたらね。
車を走らせての泰山木撮影も、よい御訪問になったのかもしれません。