広き田に解放されたし早苗ちゃん
歩いておりますと、写真の早苗田に早苗の成長ぶりを見に来ているお百姓さんに出会う。私は知り合いでなくも、会う人々になるべく声をかけることにしている。早苗田にしゃがみ込んで早苗の成長ぶりを手にしながら首をかしげていなさったお百姓さんに。「何時頃の田植ですか」と声をかけると、お百姓さんいわく、この週末にと思っていたんだが、このところの朝夕の寒さで早苗の成長ぶりが遅いので、どうしようかと悩んでいるんですよとおっしゃった。そこへ顔見知りと思われる農家風の支度をした叔父さんが現れ、早苗の成長ぶりを心配していなさるお百姓さんに、「大丈夫だよ田に植えれば放っておいても大きくなるよ」といとも簡単に話していなさった。素人の私はその場での御二人の会話を興味深く聞いていますと、早苗の成長ぶりを心配していたお百姓さんは腕を組み真剣そのものに見えた。私なんかは毎日大好きな米をお百姓さんの苦労も知らずに食べていたことを反省した場面だった。私も仕事人間でしたので、お百姓さんの仕事に向かう姿勢がヒシヒシと感じ取った。
思案のしどころ、判断は難しいのでしょうか。
収穫できなかったら大きな損害も出ますでしょうし…、いろいろなご苦労がおありですね。
こちらでは田植えも終わって、清々しい光景も広がります。