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画友逝く

2014-11-02 07:44:25 | Weblog

 秋の画と癌を抱いて画友逝く

画に向かふ秘めたるこころ天の川

2014年度長野県水墨画展入選作

 昨日の新聞死亡欄に画友の死を知らされる。私の高校の先輩でもある画友は一昨年に発症した大腸癌を克服し、しばらく元気で教室に参加していましたが、今年の七月ごろから抗がん剤治療を始めるようになった。教室の皆が心配して聞いてみると、「再発防止の抗癌剤」だと先輩は言いながら、教室に顔を出していた。教室では明るく振る舞う先輩を、私は薄々再発しての抗癌剤の投与だと思っていた。先輩は三年程前に「私は飯山市民ではないのですが、」この教室の仲間に入れていただいて良いですかと、自ら教室に顔を出してくださった。先輩の話だと、今迄中野市の教室で水墨画を学んでいたのですが、私共の吉越先生のグレードの高い画に加え、指導力が評判ですので、吉越先生に指導を仰ぎたい一心で私達の教室の門をたたいたのだった。教室のメンバーは全員大歓迎で先輩を迎えた。先輩はかなり長い画歴があり、私なんぞの画と比べにならないほどの画を描く方であった。「人生は会うは別れの初めなり」と言いますが、大切な人との別れは無情であると衷心から思う私である。一句目の句は、先日の秋の展覧会に元気に「滝」の素晴らしい画を、お出しになった後、直ぐ教室で「秋の風景画」を書きはじめていなさった。多分完成の途中であろうと思う。

 


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2 コメント

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残念ですね。 (ばーば71)
2014-11-03 10:25:21
 会うは別れの始めですが、思い出を積み重ねた人たちが次々去られるのは、寂しいですね。

 最後まで一生懸命に生きた方ですね。
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(ばーば71)さんへ (マーヤン)
2014-11-04 09:12:19
良き先輩との別れは至極残念で仕方ありません。何かにつけ熱心な先輩であり画友でありました。当分頭から離れない存在の先輩です。
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