頂きを極めて和む松虫草
俊之さんの多選句
写真ネットより
松虫草は高原の日当たりの良い草地に生えている初秋の高原で出会う花で爽やに美しい栽培されている花より野生が一段と美しいピンクががった藤色で目立つ、とネットにあった。俊之さんは登山が趣味のようだ。
今朝から小雨が降る寒い日となった。今日は長野での「俳句教室」の日、受講者はベテランの人達が大半だ。その中に新人は私と俊之さん。二人の席は隣合わせだ。彼はなかなかの勉強家で上達が早い。今日も彼の句が何人かに選句されていました。私の「露草や胸にさまよふ聴診器」がまぐれにも特選句に選んでくださった方が六人ほどいた。一寸有頂天ぎみになっておりますと先生から「胸にさまよふ」では不謹慎さがありますから「背なにさまよふ」としたらどうですかと推敲された。今日で三回目の教室ですが、楽しくなりそうな俳句教室で、これから張り合いとなるだろう。
兼題「花の咲く秋草 」
作句理由 「萩の寺日々の世過ぎに感謝かな」
日課にしておりますウォーキングで寺町通りにある菩提寺の山門の前を通る。御先祖様に、日々の無事の暮らしに感謝しながら、本堂に向かって手を合わすのが日課となっている。参道を挟むように萩の小さな花が凛として咲いている。
「露草や背なにさまよふ聴診器」
先日の定期診療日のこと、その日の先生は普段より時間をかけて聴診器を当ててくれていた。何か悪い所見があるのかと心配になった。先生に問うと、<別に問題はありませんよ>と言う。一寸引きずってしまった。
更なる高見を目指してのご努力に、頭が下がります。何事によらず、いつしかマンネリに陥り、方向・目標を見失うことになりがちですが。
良き指導者を必要とするゆえんでしょうか。併せて、貴兄のごとく、良き同好の士に恵まれ、励まし合っておられる由。これらのことは、私の習い事にも、当てはまることですので、心せねばと思っています。
「特選句」。大したものですね。スッとは、なかなかできないものだと、聞いておりますので。
俳句・短歌等は、門外漢で、私にはよく分かりませんが、先生の推敲で、印象がガラッと変わってしまうのすね。ビックリでした。そこがまた、作句の妙味なのでしょうが。
秀句、ありがとうございました。
奥の深い俳句でしょう。ますます磨きがかかりますね。
特選句の「露草」と「聴診器」のかかわる情景を素人なりに思い描いています。