遅くなって届いた新茶

 一滴を注ぐよろこび新茶かな

茶農家の一筆添えて新茶来る

掛川茶農園のパンフより

 かれこれ一週間前になるか、今年も待ちに待った掛川の茶農家から「掛川新茶」が届いた。静岡の気候のせいか今年は新茶の届くのは若干遅かった気がしている。送ってくださる茶農家は茶好きの父の代から三十年以上も続き送ってくださる。今年も感謝の気持ちが茶の荷物の中に一筆入れてあった。私も父の年に近くになるにつれ、年の所為なのか、父に似て、緑茶（日本茶）が大好きになった。新茶を初めて口に注ぐ度に、父の茶の飲む仕草が浮かんでくる。しばらく毎朝掛川の新茶が楽しみである。