窓かすめ風に芯あり養花天
今日から五月早いものだ、つい先日年が明けて正月気分は過ぎたばかりと思っていたら、もう半年に近い五月に入った。五月五日ごろ立夏というのに今日の北風の吹く寒さにはいささか参ってしまった。風邪を引いてはまずいと思い、厚手にシャツを一枚余計に着て歩きに出た。「風に芯あり」と詠いましたが、春の風とは思わないほど重さを感じた。芯があるとは、良い言葉に使われていますが、例えば 気丈な・ 心の強い・気丈夫な ・ 精神力のある ・ 芯の強い ・ のようだが、もしかしたら風に芯があるなんて言われないだろうと思いますが、私が造ったソッコウの言葉である。その上「養花天」は歳時記では「花曇」と同じ季語で「桜の咲くころの曇り空のこと」である。
〈窓かすめ〉と〈風に芯あり〉の表現はなるほど俳人だと思いました。
こんなに寒い連休は珍しいですよね。早く温かくなって欲しいところです。