山藤の花が綺麗です。

                                 山藤の山に堂々溶け込むや

 

 

 　先日、久ぶりに家内の実家の山へ蕨採りについて行った。足が不自由な私は、皆が一生懸命に蕨狩りをしている姿を横目に、大きな石に腰を下ろし、山の透き通っな空気を吸いながら、あたりの山々をただただ、ポーット眺めていた。たまに、こうして自然の中に身をゆだれるのも良いものだと思った。この山は昔から「熊」が出ることがあるというので、大きめの鈴を鳴らすのが私の役目であった。もう何十回となく、この山に来ますが、こんなにゆっくりと辺りを見渡すのが初めてであった。おどろくことに「山藤」を咲かせている大きな藤の木を発見、まるで、何か珍しいものに会ったような気分となった。少し遅かったのか、むらさき色の藤の花房が少し黄色見がかっていた。街の家々にある藤の花と違って自由奔放に咲いているように見えた。

 

 

 

                                        薫風や山藤の木々逞しく

 　　

 

 

 

 

 

　

 

　この山々が自分の山のように、幼少のころから知っている家内いわく、ここから、ほんの少し奥山に、もっとたくさん咲いている藤の木が何本かあると言うので、見たくなり杖を頼りに、時間をかけてゆっくり登ると、見事に右の写真の藤の木に遭遇した。丁度青空に映えた、見事なむらさきの藤の木であった。家内のおかげで、逞しく見事に咲いている藤の木を見ることが出来て、心の中に大きな財産を得たような感覚となった。 このごろ、車の運転を控えている私は、行動する範囲が狭くなり、ブログの材料が乏しい上になおのこと乏しくなり、ブログを書くことが少なくなっている私である。