かなかなの初鳴き聴くや夕餉時
夕餉時、かすかに蜩が鳴く声を耳にする。一緒に夕飯を食べている家内やママに「今かなかなと蜩の鳴く声聞こえたろ?」と聞いてみる。二人とも首をかしげた。そこで私は少し興奮気味に「お前らの耳が悪いんだ確かに聞こえた」と強調すると家内は「そんなつまらないことでなんで怖い顔するの」と来た。相変わらずの句ですが、句歴四年ともなると自然界の小さな変化に敏感になるものだ。「かなかな」は秋の季語だが「初鳴き」と詠えば夏の季語なるようだ。これからうるさいほどに蜩の鳴く声が聞こえてくる季節が到来する。そんなに一人むきになる必要はないかと反省する。
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