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ときめきの日々を過ごしたい

柿が花に

2014-12-20 10:14:43 | Weblog

 雪被り宙にのこされ愁ひ咲き

 

 昨日の雪国の人々を喜ばせた、抜けるような晴天は、今日は一変して雨模様のどんよりとした日となった。冬の天気の目紛るしさにほんろうされる気分である。今日は木島平村の家内の親戚に所要があり、家内の運転で出かける。その帰り道に、このところ数年にわたって採られない柿、昨夜降った雪なのか、雪を被り、つめたそうに木に残されている。昨年も冬に、この柿に会ってブログにした記憶が蘇ってきた。雪を被った柿の木は、周りの白く広がった風景の中で花が咲いているようで鮮やかでしたが、何処か哀れさも感じ取った。柿を採らない?、終戦後のあのひもじさを考えると、今の人々は他に沢山食べる物があるのか、貴重な食べものだった柿など目を向けない時代となった。 柿はビタミンが豊富の上、カロチン、タンニン(渋味の原因)、ミネラルなどを多く含んでいるため、「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉があるほど、柿の栄養価は高いのです。「もったいないよ」という貴重な言葉が薄れているような気がしてならない。今は円だと思いますが、昔から「一銭を笑うものは一銭に泣く」言葉があります。