お年玉小さき嚢に向きもせず
それぞれの年始客に、お年玉の小さい嚢を頂くが、お金の価値が分からない二人、だだの小さな紙袋に興味がわかないようだ。そらぞれ、気に入った物であれば、にこっと笑って「ありがとう」と言うのだが、「ありがとうといいなさい」と言われても実感がわかないせいか、仕方なく「ありがとう」と言う具合だ。お金が入っていることは薄々わかっているようだが、どのくらいで自分の欲しいものが買えるのかまだ分からない二人。みなさんから頂いたお金でも「子供手当」と同様にママは将来不安から、使わないで貯金に回すことだろうと思う爺である。お金は動いてこそ景気が上がることが分かって居ながらも、多くの国民は将来不安からお金を止めてしまっている。益々デフレスパイラルに落ちいることだろう。