この日の宿はブラックプール(Blackpool)に取りました。
この海沿いの街、なぜか宿が軒並み低価格なんです。
湖水地方に行こうと思っていたのですが、今日も明日も天気が悪いし、手ごろな宿は相部屋のゲストハウスしかないんですよね。。。
それで、天気が良くて個室でゆっくりと暖まれる宿のある街にしたわけです。
途中の名もない細い道で休憩。
例のパンをかじります。
あぁ、今日こそは暖かいものが食べれると思ったのに・・・
羊たちがこちらを見てる。
何をするでもなく、ただただこちらを見てるだけなのですが、見られると気になってしまいます。
「何か用? 何見てんの?」
と話しかけてみても、特に反応は無く、羊語が話せたらいいのにと思う。
陽が暮れかけてきました。
この蜂蜜色の時が一日のうちで一番好きな時間帯です
朝一番の陽の光もいいのですが、爽やかで濁りが無く純粋過ぎて、、、
それよりも、悲喜こもごもまぜこぜになったような、どことなく寂しげな、懐かしいような濃密な光に包まれる夕暮れ時が、なんとなく落ち着くんですよね~
海に出ました。
陽が沈む。。。
ノーブレックホテル、一泊6000円。
近辺にはこの価格帯のホテルがたくさんあります。
その中で、冷えた体を暖められる風呂があって、かつ安い所を探しました。
のはずだったのですが、、、
駐車場代が別途4ポンド(800円くらい)取られました・・・
これはまだ良かったのですが、、、
部屋に入って荷物を置いて、
「ふぅ~」
と一息。
今日もよく走ったなぁ~
ん? なんか寒いな・・・
見回すと、このクソ寒いのに窓が開いている
確かに、半袖の人とか普通にいるので、仕方ないか。
ぶつぶつ言いながら窓を閉めようとしたが、、、閉まらない。
いろいろ考えたけど、どう見てもロックする機構が壊れています・・・
「またか、、、今日もまたついてないな、なのか、この価格帯のホテルはおしなべてダメダメなのかな。。。」
フロントに行って話しましたが、担当の若い女性はペラペラしゃべって何のことか分からない。
何回か聞きなおしていたら、次の客の相手をし始めた・・・
「そりゃないぜ・・・」
しつこくもう一度列に並ぶ。
そして再チャレンジ。
昨日のこともあり、ちょっとしぶとくなって、自分なりに成長したようです
どうやら23時に修理に行くから待っとけ、と言ってるらしい。
ちょっと待て、、、あの寒い部屋で2時間も待つのはつらいぞ。
もっと早くできないか交渉しようとしたら、次の客の相手を始めた。。。
「こいつはダメだな」
英語が喋れない人はバカだ、と思っている人が英国にはたまにいるのですが、この女性はそのうちの一人のようです。
と、そこにもう一人男性がフロントに現れ接客を始めました。
「にいちゃん、ナイスタイミング!!」
そちらに並ぶ。
自分の前の客が終わった時、先のフロントの女性がおそらく上司であろう男性に説明を始めました。
ヤバいと思ったのか報連相なのか不明ですが、「そんなことするくらいなら最初っからしっかり接客せいや」と少しイラっとしたものの、説明する手間が省けてよかったです
同じく23時まで待て、というので、寒いからもっと早くしてと頼みましたが、「ゴメン、できるだけ早く行くから」というだけ。。。
ただ紳士的な対応なので、こちらも淡々と話を進めます。
「じゃあ別の部屋に替えてもらえない?」
当然至極の次の一手ですが、相手は一瞬キョトンとした顔をして、でもすぐに調べてオッケーしてくれました
日本と違って、そういう対応は考えられてないんでしょうね。
なので教育もされず、当然マニュアルもない、責められないです。
少々狭いけど快適な部屋。
当然お風呂付き
これで6000円+800円なら十分オッケーですね。
あぁよかった~
あの寒い部屋で23時まで待つなんてありえないっす。
荷物を置いて、街になにか買いに行こうと思っていたのですが、窓のごたごたで遅くなってしまったし、なんか気力も失せてしまいました。
ガスコンロが使えたらなぁ。。。