はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

薪ストーブ 最適サイズの検証 9

2010年01月20日 23時48分41秒 | 薪ストーブ
薪ストーブを置く場所には制約があります。

まず、ストーブ本体から柱や壁などの距離が決まっています。
あまり近すぎると、焦げてしまうんですね~

あとは煙突。
薪ストーブは、暖められた空気(煙)が煙突の中を上がっていく上昇気流によってストーブ内に新しい空気を取り入れ、燃やして暖めてまた煙突から吐き出す、といったことをしています。
上昇気流が大事なんですね~。これがないと、ストーブ内に新鮮な空気が入ってこない=酸素が取り込めないので、薪が燃えないのです。

煙突が長ければ上昇気流は起きやすくなります。
斜めにしたり、途中で折れ曲がったりしていると、抵抗となり上昇気流は弱まります。
なので、折れ曲がった煙突は高さを高くしてあげる必要があります。

でも真っすぐな煙突でも、最低限の高さがあるのです。
それは1階の軒よりはかなり高いため、軒に近い屋根の高さが低い所にストーブを置くと、屋根から上に出た煙突部分がかなり長くなってしまいます。
これを台風などの強風にも耐えれるように固定するのは至難の業。

従って、ウチのような平屋の家では、家の端っこにはストーブが置けないという制約条件になってしまうのです。。。。

端っこにおければ、家全体の方を向いて設置できるので、もっと死角になる部屋は少なくなったろうと思います。 が、、、、

当時はストーブの後ろ側も暖かいと思っていたので、端っこに置くなんて思ってもみなかったですね~、勉強不足でした。

そんなら家の中心に置けば良かったのですが、薪ストーブってけっこうかさ張るというか・・・

ウチの家は壁がないので、どこに置いても、なんか邪魔くさいのです。
それと、玄関土間に置きたい、という基本的な欲求がありましたねぇ~

土間は灰がこぼれたり、薪を置いたりしても、汚れが気にならないので気が楽ですし、当時はストーブの下は暖かくないことを知らなかったので、土間のコンクリートで蓄熱できると考えていたのです(またもや勉強不足・・・)。

まあなんだかんだで、玄関土間に置いたのは正解だったと思います。

さて、例のごとく壮大に脱線してしまいました。
薪ストーブのサイズについての話に戻ります。
が、それは明日になりますぅ~


薪ストーブ 最適サイズの検証 8

2010年01月20日 00時00分35秒 | 薪ストーブ
薪ストーブという選択は大正解でした!!

家自体があったまるので、出入りするのに玄関の戸を開けたって、気になりません。
石油ストーブのときは、誰かが部屋の戸を開けっ放しで行ったりすると「寒いから閉めてくれ~」と言うのですけどね

でも家があったまるというよりも、人間の体自体が芯からあったまるので、寒いのが気にならない、というのが正解かもしれません

でも薪ストーブの前に陣取っていると確かに暖かいのですが、ちょっと離れるとどうでしょうか。

ストーブの温度が150℃以上で正常運転しているとき。
いくら輻射熱といえど、さすがに一番西の端の寝室までは届きません。
でも建具を開けておくと、それほど寒いということはありません。

玄関土間の周りの3部屋は十分暖かくなります。
問題は北側の2部屋。
建具をどれだけ開けても、位置的に或いは距離的に輻射熱が届かない位置にあります。
一応当初から予想はしていましたが、やはりけっこう寒いですね。

これだけの死角を作らないためには、家の中心にストーブを置けば良かったのですが・・・・これには理由が。

続きます。