屯田物語

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防災より減災

2005年01月17日 | その他
6433人の命を奪った阪神大震災は17日午前5時46分、発生から丸10年を迎えました。
わたしは札幌におりましたが、テレビで朝のニュースを観たときは、まさかそこまでの大惨事になっているとは思いませんでした。
出勤して会議の準備をしている最中、テレビは被災の状況を刻々と伝えます。
事の重大さに驚いて、西宮にいる兄のところに電話をかけ続けました。
幸い、兄の住居は箱型の鉄筋コンクリート構造だったので充分な耐震性がありました。
東京の義兄がすぐに飲料水を抱えて西宮へ行ったことはあとで聞きました。
札幌ではどうすることもできないのが残念でした。
地震予知について随分研究されておりますが、本当にできるのでしょうか。
欧米では地球物理学的に地震予知は不可能だといわれています。
もし仮に予知できたとして、発生の10分前位でどう対応できるでしょうか。

防災よりも減災という記事が報道されてますが、わたしもそのとおりだと思います。
阪神大震災で犠牲になった方のほとんどが建物の倒壊によるものです。
地震予知よりも、実際に危険な建物や構造物を耐震性のあるものにしていく、万が一地震が起きた場合に想定される犠牲者の数を少しでも減らすことが大切なのです。

この年はオウム真理教のテロ事件もありました。
オウム真理教を完全に根絶やしできなかったことは気がかりなことです。
破防法は悪法ですが、せめてオウムだけには適用してほしかったと思います。