「なぁ。玉手箱。お前さんの意図が良く理解できたよ」と言われました。

研究会の仲間さんの声とイントネーションである。

「栄養素キャラクター図鑑」なる書籍を買い求めたらしい。「amazonでか」「そうだ」

「各々の栄養素をキャラクターに仕立ててあるな」と返してきた。

「口から接取しなければならない四十八の栄養素は体内で合成できない事がよく分かったよ」

「だから、プレゼンでそう付け加えてあるじゃないのか」

「それらの成分が体の中で演ずる役割があるらしいけど、・・・。」「それも言ってるはずだが、・・・。」

「生命の鎖理論といったはずだが、・・・。」（こちらは覚えていたらしい。）

「自分がそんな状態に陥るまで気にもかけなかった。食品成分だけで簡単な病を避けることが可能だった様だな」

「生活習慣病の多くはそれで対応可能か」

「それで病を先送りできたら医療費が節約できるのだろう。保険に入っていたので何とかなったけど、・・・。」