浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

命令口調

2005年08月05日 | 日常

小学校を卒業し、中学生になったときに違和感を覚えたことがあります。それは制服だったり、授業時間だったり、たくさんあったのですが、今思い出したのはテストの問題です。

小学生の頃は、テストの問題でも「~の質問に答えてください」「~について書きましょう」でしたが、中学生になるとテストの問題は「~の質問に答えなさい」「~について書きなさい」となっていて、驚いた覚えがあります。

明らかに命令口調なのです。徐々に慣れていったものの、やはり良い気分はしませんでした。

あるとき、学校の定期テストで担当の先生が作った問題が、「~について書け」とか「~を示せ」と書いてあり、さすがに腹が立ったので、問題に線を引いて、「~について書いてください」「~を示しましょう」と書き直して提出した覚えがあります。返ってきた答案用紙は僕の訂正した部分が消しゴムで消されていました。あれから何となくその先生の授業は嫌いでした。

確かに教えてもらっている立場だから、命令もされるんでしょうけど、「教えてやっているんだ」という高慢な態度の表れのようにみえるこの命令口調は少なからず僕の学習意欲を萎えさせたのでした。