浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

『男たちの大和』/YAMATO

2005年08月16日 | 日常

今年の8月15日は終戦60年となり、日本にとって大きな意味をもつ一日となったようです。戦後生まれの人が還暦を迎えるのですから、戦争を経験した日本人は確実に減ってきています。これが、戦争を知らない人たちばかりになった時に、歴史が繰り返されないように私達が受け継いでいかなければなりません。

といっても、日本の戦争に関する教育が、美化されすぎているように感じるのは、僕だけでしょうか。原爆が落とされたヒロシマ・ナガサキがある日本は被害者だとする戦争教育は正しいでしょうか。なぜ、ヒロシマやナガサキ、あるいは沖縄、東京などのような悲劇が起きたのでしょうか。そこが大切です。決して日本は被害者ではありません。そこを自覚しないと、同じ事を繰り返すことでしょう。

今年の12月17日から『男たちの大和/YAMATO』が全国公開されます。映画の撮影中は、反町隆史さんや中村獅童さんが来ていたらしく、尾道市のおばちゃんたちは大騒ぎだったらしいです。この12月17日にはどういうメッセージが込められているのでしょうか。僕としては12月8日(真珠湾攻撃の日)や12月16日(大和誕生の日)なのかなと思っていただけに、他に理由があるのであれば知りたいです。

さて、『男たちの大和/YAMATO』の映画について説明できるほど、僕は詳しくありません。でも現在、因島の隣にある向島にて、映画に使われた原寸大のロケセットが公開(←詳しくはココをクリックしてください)されているそうです。そこに行けば、少しは大和の歴史・戦争の歴史に触れることが出来るかもしれませんね。

彼らの出演やロケセットの公開、さらには大和ミュージアムによって、幅広い世代の人がこの話題に対して逃げないでいて欲しいと願います。