昨年の今ごろは
「オラオラ、おまえら、来年はフェルメール様が北海道に上陸するんだぞ! 『美術の窓』誌を買って、この目で確認せんかい」
というようなノリでしたが、今年の「美術の窓」12月号、恒例の美術展特集には、それに匹敵するような展覧会情報は残念ながら載っていません。
道内の展覧会で掲載されているのは次の通り。
・木原和敏特別展 2022年12月1日~8月14日 置戸ぽっぽ絵画館
・北網圏北見文化センター コレクション選 香川軍男・景川弘道と北見の美術 22年12月17日~3月12日、道立帯広美術館
・笠間日動美術館コレクション 魅惑の西洋近代絵画 4月15日~6月25日(予定) 道立旭川美術館
・新・山本二三展 ―天空の城ラピュタ、火垂るの墓、もののけ姫、時をかける少女 4月29日~6月25日(予定) 道立函館美術館
・リサ・ラーソン展 Lisa Larson : Seen and Unseen 9月9日~11月19日、道立帯広美術館
・深堀隆介展 水面のゆらぎの中で 9月16日~11月23日(予定) 札幌芸術の森美術館/12月2日~24年1月28日 道立帯広美術館
・大矢十四彦展 11月1日~24年10月25日 置戸ぽっぽ絵画館
・特別展 AINU ART ーモレウのうた(仮) 12月2日~24年3月3日(予定) 道立近代美術館
深堀さんは、金魚を題材にした現代アートで知られる作家です。
電話ボックスの中を金魚が泳いでいる作品が有名です。
※12月13日、指摘があって、上の段落後半を削除しました。申し訳ありません。
置戸ぽっぽ絵画館は、オホーツク管内置戸町にある、旧置戸駅舎を活用した施設。自作の保管場所に悩む全国の画家から絵を集めているのですが、この特集に掲載となるのは初めてではないかと思います。
今回、ふたつの展覧会が掲載されていますが、洋画と日本画の大御所が登場するのも珍しく、話題を呼びそうです。
リサ・ラーソンや笠間日動美術館コレクション、山本二三は、筆者が道内でわりと近年に見たものなので、正直なところ、自分が見ていない展示をしてほしかったです。
ところで、同特集では毎年「展覧会入場者数ランキング」を発表しています。
首都圏の展覧会が上位を占めるのが通例ですが、今回(2021年10月~22年9月)、29位に古代エジプト展(道立近代美術館)=10万8210人、30位にドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展(同)=10万3291人、49位にPIXAR のひみつ展(札幌芸術の森美術館)=6万7908人と、道内から三つも、上位50位以内に入っているのは異例のことです(だいたい、例年はランクインしない)。
とくに古代エジプト展は、1日平均が2845人と、東京でのブロックバスター展と遜色ない数字をたたき出したことが注目されます。
なお、「美術の窓」誌の目玉である「公募展だより」は、独立と二紀の月なので、道内の画家の図版がたくさん載っています。
□「美術の窓」http://www.tomosha.com/mado/
過去の関連記事へのリンク
北海道にフェルメール作品がやって来る! 「美術の窓」12月号の特集は「2022年の美術展 300」
2020年の道内美術館日程。『美術の窓』2020年1月号「今年の展覧会250」から
2019年の道内美術館日程。『美術の窓』2019年1月号「必見‼ 今年の展覧会300」から。2019年1月上旬現在の情報
「美術の窓」2017年2月号にみる、今年の美術展
「美術の窓」2016年2月号
「美術の窓」2月号にみる、北海道の美術展の日程など (2013)
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道内の展覧会で掲載されているのは次の通り。
・木原和敏特別展 2022年12月1日~8月14日 置戸ぽっぽ絵画館
・北網圏北見文化センター コレクション選 香川軍男・景川弘道と北見の美術 22年12月17日~3月12日、道立帯広美術館
・笠間日動美術館コレクション 魅惑の西洋近代絵画 4月15日~6月25日(予定) 道立旭川美術館
・新・山本二三展 ―天空の城ラピュタ、火垂るの墓、もののけ姫、時をかける少女 4月29日~6月25日(予定) 道立函館美術館
・リサ・ラーソン展 Lisa Larson : Seen and Unseen 9月9日~11月19日、道立帯広美術館
・深堀隆介展 水面のゆらぎの中で 9月16日~11月23日(予定) 札幌芸術の森美術館/12月2日~24年1月28日 道立帯広美術館
・大矢十四彦展 11月1日~24年10月25日 置戸ぽっぽ絵画館
・特別展 AINU ART ーモレウのうた(仮) 12月2日~24年3月3日(予定) 道立近代美術館
深堀さんは、金魚を題材にした現代アートで知られる作家です
電話ボックスの中を金魚が泳いでいる作品が有名
※12月13日、指摘があって、上の段落後半を削除しました。申し訳ありません。
置戸ぽっぽ絵画館は、オホーツク管内置戸町にある、旧置戸駅舎を活用した施設。自作の保管場所に悩む全国の画家から絵を集めているのですが、この特集に掲載となるのは初めてではないかと思います。
今回、ふたつの展覧会が掲載されていますが、洋画と日本画の大御所が登場するのも珍しく、話題を呼びそうです。
リサ・ラーソンや笠間日動美術館コレクション、山本二三は、筆者が道内でわりと近年に見たものなので、正直なところ、自分が見ていない展示をしてほしかったです。
ところで、同特集では毎年「展覧会入場者数ランキング」を発表しています。
首都圏の展覧会が上位を占めるのが通例ですが、今回(2021年10月~22年9月)、29位に古代エジプト展(道立近代美術館)=10万8210人、30位にドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展(同)=10万3291人、49位にPIXAR のひみつ展(札幌芸術の森美術館)=6万7908人と、道内から三つも、上位50位以内に入っているのは異例のことです(だいたい、例年はランクインしない)。
とくに古代エジプト展は、1日平均が2845人と、東京でのブロックバスター展と遜色ない数字をたたき出したことが注目されます。
なお、「美術の窓」誌の目玉である「公募展だより」は、独立と二紀の月なので、道内の画家の図版がたくさん載っています。
□「美術の窓」http://www.tomosha.com/mado/
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