
(承前)
旭川を拠点に全国で個展を開いている陶芸家の工藤和彦さん。
上川管内剣淵町など道内で掘り出した土を使うだけでなく、釉薬も道内のものを使っています。
冒頭画像は「オホーツクショコツ壺(薪)」。
紋別市渚滑で採取した石を砕いて釉薬にしたものを、わら灰と木灰を混ぜて用いています。
「オホーツクショコツ片口小鉢」というのもあり、かけ方によっては表面が流氷の海にも見えてきます。
工藤さんは「北海道の地名などを付けると、ストーリーが生まれやすい」と語っていました。
このほか、シラカバの灰を釉薬に用いた食器や、粉引の皿などが並んでいます。
百貨店などでの個展のほか、道内で開業するホテルのレストランから註文を受けるなど、忙しい工藤さん。コロナ禍の最中も、むしろ巣ごもり需要で食器の引き合いがあり、忙しさは変わらなかったといいます。
そんな中で、自ら重機を運転して、廃業した温泉施設を改修して「ウラヤマクラシテル」という施設を作って、全国のすぐれたクラフトの紹介も行っています。
せっかく作った穴窯がいまは年2回の稼働なので、来年以降はもっと火を入れる回数を増やしたい、そのために、乾燥前の丸太の原木を買い、自ら薪にしているそう。細身の体からは想像できない、パワフルな活動ぶりには、脱帽です。
2023年9月19日(火)~25日(月)午前10時~午後7時(最終日~4時)
三越札幌店9階ギャラリー(札幌市中央区南1西3)
□工藤和彦のうつわ https://kazuhiko-kudo.com/@kazuhiko_kudo
過去の関連記事へのリンク
陶芸家工藤和彦さんが、旧旭川温泉を陶芸ギャラリー&ベ―カリー「ウラヤマクラシテル」として改装オープン (2017)
【告知】工藤和彦作陶展 -道北で育まれた器-(2012)
【告知】工藤和彦展 食卓の美学 (2011)
【告知】北海道アウトサイダー・アート・フォーラム2010 in 札幌 (2010年)
■工藤和彦作陶展(2007年)
■陶とうきうきコミュニケーション AMUSELAND(2006年)
■工藤和彦うつわ展(2004年)
■―素―そのやわらかなもの 15のかたち(2003年)
旭川を拠点に全国で個展を開いている陶芸家の工藤和彦さん。
上川管内剣淵町など道内で掘り出した土を使うだけでなく、釉薬も道内のものを使っています。
冒頭画像は「オホーツクショコツ壺(薪)」。
(工藤さんの許可を得て撮影しています)
紋別市渚滑で採取した石を砕いて釉薬にしたものを、わら灰と木灰を混ぜて用いています。
「オホーツクショコツ片口小鉢」というのもあり、かけ方によっては表面が流氷の海にも見えてきます。
工藤さんは「北海道の地名などを付けると、ストーリーが生まれやすい」と語っていました。
このほか、シラカバの灰を釉薬に用いた食器や、粉引の皿などが並んでいます。
百貨店などでの個展のほか、道内で開業するホテルのレストランから註文を受けるなど、忙しい工藤さん。コロナ禍の最中も、むしろ巣ごもり需要で食器の引き合いがあり、忙しさは変わらなかったといいます。
そんな中で、自ら重機を運転して、廃業した温泉施設を改修して「ウラヤマクラシテル」という施設を作って、全国のすぐれたクラフトの紹介も行っています。
せっかく作った穴窯がいまは年2回の稼働なので、来年以降はもっと火を入れる回数を増やしたい、そのために、乾燥前の丸太の原木を買い、自ら薪にしているそう。細身の体からは想像できない、パワフルな活動ぶりには、脱帽です。
2023年9月19日(火)~25日(月)午前10時~午後7時(最終日~4時)
三越札幌店9階ギャラリー(札幌市中央区南1西3)
□工藤和彦のうつわ https://kazuhiko-kudo.com/@kazuhiko_kudo
過去の関連記事へのリンク
陶芸家工藤和彦さんが、旧旭川温泉を陶芸ギャラリー&ベ―カリー「ウラヤマクラシテル」として改装オープン (2017)
【告知】工藤和彦作陶展 -道北で育まれた器-(2012)
【告知】工藤和彦展 食卓の美学 (2011)
【告知】北海道アウトサイダー・アート・フォーラム2010 in 札幌 (2010年)
■工藤和彦作陶展(2007年)
■陶とうきうきコミュニケーション AMUSELAND(2006年)
■工藤和彦うつわ展(2004年)
■―素―そのやわらかなもの 15のかたち(2003年)
(この項続く)