北海道美術ネット別館

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陶とうきうきコミュニケーション AMUSELAND(10月29日まで)

2006年10月15日 04時17分14秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 これは愉快! 家族連れで楽しめる陶芸展です。
 工藤和彦さん(旭川)、小松美智子さん(札幌)、清水しおりさん(石狩管内当別町)、田村健さん(札幌)、恒枝直豆さん(富良野市山部)、西村和さん(札幌)、橋本忍さん(札幌)、前田育子さん(胆振管内白老町)の8人の若手陶芸作家が出品し、共同作品も多くあります。
 冒頭の画像は、ひもで吊り下げた陶片を、棒切れでたたいて音を出せるコーナーです。
 
       
 手前の鳥は、西村さんの「KOTORI」。
 尾にさわると、ゆらゆら揺れます。
 このほか、西村さんは「OTHELLO」と「CHESS」という実用的な? 作品もあり、会場ですわって対局できます。
 奥に見えている2本の柱はトーテムポール。出品者の円筒を縦につなげたもので、高さは3メートルもあります。それぞれの作風が出ていておもしろいです。
 なかには鉄骨が組み入れてあるので、触ったぐらいでは倒れません。
 その傍らには、陶でつくったたくさんのボールがころがっており、ころがしてあそぶこともできます。

       
 右側のは、陶片をびっしりと貼り付けたベンチ。
 センターの庭で組み立てた、共同作品です。
 じっさいにすわることができます。
 センターの入り口からは「ころ」を使って会場まで運搬したとか。たしかに重たそうだなあ。搬入・設営に3日かかったのもわかります。
 手前のは、工藤さんの「The circle of the ground」。
 おびただしい数のおなじ大きさの陶片を埋め込んだもので、その上を、靴をぬいで歩くことができます。うーん、健康サンダルみたいで、足のツボを刺戟して、気持ちいいです。 

       
 これは観覧車。8人のうつわが吊り下げてあり、ゆっくりとまわすと楽しいです。

 ほかに、清水さんの「MASK」は、実際に頭にかぶせたり、お面にしたりできるたのしい作品。鏡で、自分の顔を見れば、ふきだしてしまいそう。
 恒枝さんによる万華鏡もあります。

 作品はすべてさわってOK、写真撮影もだいじょうぶという太っ腹な作品展です。

 会場にいらした西村さんにお聞きしたところ、昨年の「千の茶碗展」に、セラミックアートセンターの方がいらして、来年やってみない? とオファーがあったそうです。「自由にやらせてくれるなら」ということで引き受けたとのこと。
 だいたい「千の茶碗展」が、ひじょうに体力勝負な展覧会だったのですが、今回は会場も広くなり、ますますパワーアップというか、「体力勝負度」アップというか…。
 出品作家の腰が心配になる筆者でした(みなさん若いから大丈夫か?)。

 というわけで、お子さん連れでどうぞ~♪ 

9月30日(土)-10月29日(日)9:30-17:00(入場は-16:30)、10月2、10、16、23日休み
江別市セラミックアートセンター(西野幌114-5)

□公式blog


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
240000 (momomama)
2006-10-15 21:30:53
先日はご来場ありがとうございました!

偶然当番日でよかったです~



実はですね。

240000&240001をダブルで踏んだの私です(笑

カウプレないの???
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カウプレ (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2006-10-16 20:46:49
って、カウンタープレゼントの略ですよね。キリ番踏んだ人に何かあげるっていう…。

いままで実施したことがないんですよ。

どうしたらいいですかね。
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Unknown (aka)
2006-10-23 09:23:02
湯呑や皿など投げて割る事の出来るコーナーがあり、ちょうど居た西村さんに、あれ(陶で出来たオセロ)投げていい?と聞いたら駄目と言われた。ちぇっ。
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じゃあ (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2006-10-23 21:05:47
チェスのほうを投げたの?
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