ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

小さな喜び見つけよう。

2010年11月18日 | 感じたこと
 最近の私は、パートのおじさんとしての日中の仕事でも、週末の移動八百屋の引き売りでも、とってもハッピーな「小さな喜び」をたくさんもらって、日々をおくっている。

 先日も金曜日の夕方から夜にかけての有機八百屋の引き売りなのだが、数週間前からお客さんになっていただいたお家を夜八時過ぎに訪問すると、もう夕食が終わったご家族のうち、お母さんのお買い物を見学する形で、12歳のお兄ちゃんと7歳の一年生の女の子と、まだ4歳の幼稚園の年中さんの女の子が出てきたのであった。

 金曜日の夜に「やおやガリバー」が来るということで、三人兄弟の子供たち、特に下の女の子たちが楽しみにしてくれていると聞いて、私自身も張り切って明るく元気よく皆さんに応対しながら、お母さんのお買い物時間を過ごそうとしていたのだが、かわいい女の子たちが少し恥ずかしそうに「お手紙を書いた」と言って、私宛のA4の白い紙に書いた「絵」をプレゼントしてくれたのであった。

 A4の紙に描かれた「絵」は、お姉ちゃんが青空に太陽が半分描かれていて、下の半分には青い色で塗られた山の様な風景が描かれていて、反対側にはなぜか釣り針でつられそうになっている金魚のような赤い魚が薄く塗られた池か海の背景の中に描かれていたのだが、私はとってもうれしくて何度も「ありがとう」とお礼を言った。

 表紙にはたどたどしいがしっかりした平仮名で、「私の名前」が色鉛筆で書かれてあったので、重ねてキレイニ書いてくれてありがとうと言ったところ、お母さんが一年生の女の子に代わって、この子はまだ「な行までしか字は習っていないので」と仰ったのであった。

 「なに?」、なるほど、まだナ行までしか平仮名を習っていない小学生が、一生懸命私の名前を書いてくれたのだが、習っていない字はお母さんに書いてもらって、見よう見まねで書いたそうで、よけいにありがたく思った次第であった。

 下の女の子も色鉛筆で何色もの色を重ねてイメージ画を描いてくれており、とっても色使いが多様で素敵だと感じたのであった。

 家に帰って、家内に「今日、子供たちが絵のお手紙」をくれたんだと告げて、二人の力作とでも言うべき「お手紙」を見せたところ、昔幼稚園の先生をしていた我が女房は、「子供の絵はみんなそんなもの!」と、あっけらかんに言って特別な関心を寄せることはなかった。

 私にとってはとってもうれしい「お手紙」であり、各々の子供たちの気持ちが伝わってくる「すばらしい作品」だったのにもかかわらず、妻にとっては「ふつうの子供の絵」に過ぎなというギャップがあって、私自身は拍子抜けした思いであった。

 いずれにせよ、渡る世間は厳しいかもしれないが、ちいさな喜びや発見、感動がたくさんあると思うのだが、少しずつ大人になることで、ちょっとした「喜び」や「感動」または「発見」を見失ったり、気づかなくなっているのではないでしょうか。

 二人の女の子の絵をお見せすることはできませんが、私のパソコンのわきに飾ってあって、いつも私を励ましてくれているようにも感じています。

 ぜひ、小さな喜びを日々見つけてください。心の安らぎ、和み、落ち着きを与えてくれる、人生の機微を味わいましょう。

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1 コメント

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ほほえましいですね! (尼が池遍路)
2010-11-20 05:44:55
昨今、急に寒くなりましたが、ポーット心が温かくなる可愛いお話ですね。
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