ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

薬よりも食事。

2008年05月31日 | 日本の課題
 今日も週末移動販売の「有機八百屋」で朝から車を走らせて、お客様の玄関先にお邪魔して、商売というよりもおしゃべりに時間を費やして、少し仕事をしながらの一日を終えた。

 途中、最近寄る隣町の薬屋さんでは、いつものニコニコおばさんが、電話相談やら来客者に薬用か食用かどちらが目的かわからないが、「体にいい」飲み物を振舞いながらおしゃべりの真っ最中であった。

 私は先客万来の店先で、少し遠慮しながら話を耳にしていたのだが、お子さんのアレルギー気味の症状を訴えられているオカァサンに対して、薬剤師のおばさんが漢方や自然療法の立場からの薬効効果のある薬や飲み物を勧めておられ、そのお母さんも化学薬品の詰まった「お薬」ではないお勧めの品を買って帰られたのである。

 その店先に、「あなたの食の安全は?」と題する「添加物テスト」なるものが置いてあったので、私はそれを見ながら、「お薬より、安全かつ自然な食事がなにより」と自問自答しながら、テストの質問に目をやっていた。

 ①スーパー、コンビニ、デパートなどの弁当、お惣菜を利用しますか。

 ②加工食品が数種類並んでいたら、少しでも値段の安いものを選ぶか。

 ③食品を買うとき、パーッケージの裏側(原料表示)を見るか。

 ④手軽で便利な顆粒の「だし」と、自分で作った「だし」のどちらをよく使うか。
 ⑤市販のめんつゆやドレッシングをよく使うか。

 ⑥調理の際、化学調味料をよく使うか。

 ⑦スナック菓子をよく食べるか。

 ⑧ハム、ソーセージ、ベーコンなどをよく食べるか。

 ⑨インスタントラーメンをよく食べるか。

 ⑩ファーストフード、ファミレスよく利用するか。

 こんな設問だったが、Aよく,3点。Bふつう,1点。Cあまり,0点の三段階で採点してみて、10点以上は要注意!という簡単テストであったが、ほとんどの人が知らずに「添加物」をたくさん食べていて、自分の食べている食品のことを知らないことがわかりました。

 例として、あのコーヒーなどに入れるフレッシュと称する「ミルク」が、水とサラダ油と添加物、香料だけで出来ているから、常温で何日放置しても腐らないことや、キレイに見える「お弁当」や「おにぎり」に添加物や着色料がたくさん使われていることなど、気にならないのでしょう。

 年間に多い人は、ひとり当たり10キロ以上の添加物を口に運んでいて、どうにもならないなんて不思議はありません。

 今の日本人は普通でも推定年間、3,4キロの添加物を摂取しているわけですから、まず食生活を見直すことが先決で、症状に対する対症療法も必要でしょうが、根本的な食事の改善、改良が必要なのです。

 遊びや車や趣味、お洒落にはお金を費やす人たちも、自分自身の健康の源である、「安全な食生活」にお金を少しかけてでも改良する価値観が大切です。

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1 コメント

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戦後、日本は豊かになったというけれど・・・ (国家社会主義者)
2008-06-01 19:22:05
 戦後というか高度成長後、日本の国は豊かになったというけれど、本当にそうなのだろうか?
 確かにお金(所得)は大きくなったように思うが、その所得が増えた分、その大半が別の何かに消費されて、
結局私たちの生活はちっとも豊かになんかなっていないのではなかろうかと、ついつい思ってしまう。

 先日もガソリン価格の乱高下による狂想曲に日本中が巻き込まれたが、よく考えれば私たちの生活に本当に車が必要なのだろうか?と、ふと思い当たった。
 何よりも、300万円以上もする高級車やワゴン車を、所有するのが当たり前のように思い込み、
燃料費やその維持費にこれまた年間数十万円を費やして、それだけの価値を車は家計の中で果たしているのだろうか?
 車さえ持たなければ、今の収入のままで、どれだけ豊かな暮らしが出来るようになるかと思うと、
現代人全体が何かにマインドコントロールされて搾取されているだけなのではないかと思われてくる。
 考えてみれば、携帯、パソコン、電話機、テレビ、ブランド品、ビデオ・・・etc、本当は無くてもちっとも
困らないものを「無くては困る」と思い込まされて、皆が買わずにおられないように追い込まれているだけのようにも思えてくる。

 本当は、もっと豊かな生活を享受できるはずなのに、みんなが踊らされて、豊かさを享受できずにいる。
 そればかりではない、意味の無い消費生活を充足させるために、生き物にとってもっとも大切な
《食べる》という行為まで犠牲にして、安全な食べ物を捨てることで、その不足分の資金を手に入れてきたのが現代日本人だ。
 添加物、それは《危険ではない》というだけで、《安全である》ということではない不自然なる物質。
 現代人は安価で手軽な食事を手に入れることで、余剰資金を生み出したが、結局それが生活の豊かさに回されることは無かったようである。
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