ガリバー通信

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「大麻」または「マリファナ」

2009年02月09日 | 感じたこと
 最近の話題の中に、日本相撲協会に所属する力士たちの「大麻問題」がある。

 ロシアから来た兄弟力士や若麒麟と呼ばれた日本のお相撲さんが、財団法人「日本相撲協会」から解雇処分を受け、今後一切プロとしての相撲取りには戻れないという厳しい処分を受けた。

 この日本相撲協会の処分について、マスコミを中心に「なぜ除名しないのか」「解雇は甘い」と言った厳しい批判が浴びせられ、ロシアから来た白露山と露鵬は退職金を受け取って帰国したらしいが、若麒麟は退職金の受け取りを辞退したらしい。

 いずれもまだ若き前途悠々の期待の相撲取りだったのに、本当に残念で仕方がない。

 今日に至るまでに多くのスポーツ選手や芸能タレントたちも、この「大麻所持」や「マリファナ吸引」で逮捕、起訴されたりして、自らの人生の途中で、とんでもない挫折を味わい、人々の噂や話題になってテレビや週刊誌などでも、誹謗中傷も含めてパッシングを受けたことだろう。

 果たして、この「大麻」ないし「マリファナ」というのは、そんなにも「人格を否定する」ほどの大罪なのだろうか、私には少々疑問を感じる部分があって、日本のマスコミやメディアの執拗な犯人扱いや罪人としての人権侵害も甚だしい部分もあると思っている。

 私は、この「大麻」もしくは「マリファナ」の所持ないしは吸引を良いことだと言うつもりは全くない。

 しかし、いくら「麻薬取締法」に違反した犯罪だとしても、それほどまでに人格を否定し難いパッシングを浴びせることはないのではないかと言いたいだけである。

 そもそも、大麻ないしマリファナとは、麻の花、茎、葉を乾燥させて、細かく刻んで、調理または燃やすなどして発生した煙を吸引して使用する「薬理作用」のある植物であり、古代から嗜好品や医薬品として用いられていたものだそうだ。

 「マリファナ」は、スペイン語で「安い煙草」を意味し、大麻の繁殖力が野生では強く、自生してたくさん取れたため安く手に入ったことから、メキシコでは一般的にマリファナと呼ばれ、アメリカに伝わり全世界に「マリファナ」として呼ばれるようになったらしい。

 日本では、衣類、紐、縄、神社の注連縄、相撲の化粧まわしなど、歴史的に使用されてきた繊維であり、大麻は大麻草、医療薬として使われてきたのである。

 それが日本では大麻取締法による規制で、無許可所持は最高懲役5年、営利目的の栽培は最高懲役10年の犯罪とされたのである。
 
 「大麻は煙草より軽い病理的効果」があると言われてもいて、全世界の国々での規制や使用はまちまちなのであって、決して各種ドラッグト呼ばれる「麻薬類」とは別なものだとの見解も多く存在するし、米国を中心とする資本主義社会での「違法とすることでの利得」を貪る石油資本などの陰謀説まであるのである。

 いずれにせよ、「違法である」ことはく間違いないのだが、「人格を否定」したり人権まで剥奪するような犯罪として捕らえるのは如何なものなのだろうか。

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1 コメント

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大麻は麻薬ではない。 (むさくるしい)
2009-02-10 21:16:09
 私が学生時代に最初に行った海外旅行のインドでは、どこでも誰でも「マリファナ」「大麻」が売っていて、吸ったり楽しめたものだ。

 ちょっとした好奇心から日本人の旅行者の多くが、現地では買って吸引したりしていたのだが、持ち帰った馬鹿は空港などで捕まったり送検されたりもした。

 結局、大麻の使用が違法化どうかは国やアメリカでは州法によっても変わり、世界中での考え方はまちまちである。
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