ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

幼稚園児の絵画展

2005年01月16日 | 地域の話題
 正月も半月が過ぎた。今朝は地域の公民館の掃除に始まり、「とんど」と呼ばれる、正月のしめ縄飾りなどを近くの公園で、みんなで燃やしながら、民生委員さんたちのお世話で甘酒や善哉を振舞う行事があり、私も遅ればせながら駆けつけて、おぜんざいと甘酒を美味しくいただき、「焚き火」を囲んで、地域の人たちと新春のよもやま話をしました。

 その後、市役所の横のコミュニティホールへ出かけて、幼稚園児による絵画展を観ました。

 三歳児から五歳児までの市内8幼稚園の、園児たちのたくさんの作品が所狭しと並んでいて、なかなか見ごたえのある絵画展であり、私は新春の楽しみの一つとて毎年じっくりと時間をかけて鑑賞させていただいているのである。

 今年もほんとに時間を忘れる程、愉しい絵や表現の作品がたくさん並んでいて、すごく感動させられた作品に多く出会いました。

 今年、特に感動というか、関心を持って見せていただいた子ども達の作品に三つの大きなテーマがありました。

 ①ぞうさんやキリンさん等の特に大きく特徴のある動物を描いた作品に圧倒されました。子どもたちが想い想いの感性と目と体で、ぞうさんの体、足、耳、鼻を描いており、キリンさんの首の長さも、とっても印象的に描かれていて、迫力満点の子どもにしか描けないユニークな線と色と形の造形でした。

 ②身近にいる大人である、お母さん、お父さん、せんせい達を描いた作品は、意外と太い線やイラストっぽいものも多くありましたが、簡素な線で描かれたものも、しっかりと自分を見つめる大人たちの笑顔が表現されていて、とっても温かな作品になっていました。

 ③お芋掘りに出かけた時の「サツマイモ」を描いた絵は、個人、個人違う表情ではありましたが、紫色のとっても美味しそうなお芋のひとつ、ひとつに可愛い顔が描かれており、焼いもにして食べるには、ちょっと偲びがたい感じの作品が多くありました。

 他にも子どもならではと言った作品が、たくさん並んでおり、ひとつ、ひとつ、その作品を描いた子ども達に説明してほしいくらい、どの作品もパワフルでとっても暖かいユニークな主張があり、観ている私たちに不思議なパワーをくれるものでした。

 子どもの感性と表現力が、こんなにも自由に発揮されている幼稚園児の絵画展は、新春恒例の私の楽しみのひとつになっており、今年も充分満足することが出来る多くの作品に出会うことが出来て、大変嬉しく感じました。

 会場で出会った幼稚園のベテランの先生と若い2年目の先生とも、作品の感想を言いながら、お話を聞きましたが、先生方は子ども達が選んだ色で、子ども達個人、個人にある特色ある表現力と描き方を最大限尊重して、絵を描きたくなる環境を整えることに努めているとのことであった。

 願わくば、このような子ども時代のエネルギーあふれる表現力と全く大人では発想できない様なイメージの世界を、小学生、中学生になっても失わぬように、先生方も保護者の方々も、大切に育んでいただきたいと思ったのは、私だけではないだろうと思います。

 子ども時代の絵の数々を観ていると、全ての子ども達は天才ではないかと思うほどである。こうした彼等の感性と表現力は、これからの人生でも大切に保有し、生きる力、人間力として尊ばれるものとなりうる、とっても輝く宝物である。

 会場を後にして、さわやかな気持ちのいい風が、心の中に温かさと優しさを運んでくれたことに感謝の気持ちでいっぱいになった。

 ありがとう。子ども達。ひとりひとりの幼児達の驚くような発想や想像力に、圧倒されることも多くあったが、子ども達の笑顔が浮かぶ作品にたくさん出会えたことに素直に喜びを感じて、家路に着いた。

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