昨日、第93回全国高校野球選手権大会の第8日目の試合を観戦に、朝から孫の小学4年生の野球をやっているK君と二人で出かけた。
ともかく真夏の炎天下に続く高校生球児の試合なのだが、お盆のお休みに入ったことと地元近畿勢が今年は頑張っていて、昨日も滋賀県代表の八幡商業と大阪府代表の東大阪大柏原高校が二回戦に出場するとあって、甲子園球場のチケットは売り切れ状態で、阪神梅田駅構内では「甲子園球場は入場できない場合もあります」と午前中の第一試合開始後から連呼していた。
せっかく甲子園へと張り切って来たので、多少待たされても何とか入場するぞという思いで甲子園駅を降りて、国道43号線の高架下のアルプス席の入場券売り場の長い列に並んで、第一試合終了後の学校関係者のアルプス席からの退場の空席を狙って並んでいたら、約一時間後に列の先頭が動き出して追加入場券の発売が開始され、幸いにも3塁側アルプス席のチケットをゲットし勇んで入場したのであった。
ちょうど第二試合の滋賀代表の八幡商業高校の応援団席のすぐとなり、左翼の外野との境目の黄色いポールの脇の席に陣取っての応援となり、隣の八幡高校関係者の応援グッズである長い風船を二本お借りして、それを両方打ち鳴らしての俄か八商(Hassho)の応援に加わったのであった。
とにかくグランドでプレイしている選手諸君の名前もよく知らないままに、周りの応援の雰囲気に囲まれて、私たち京都の代表校竜谷大平安高校が緒戦で敗退しているので、お隣の滋賀県代表を郷土の代表のつもりで、しかも強豪優勝候補でもある東東京の帝京高校相手なので、何とか番狂わせでもいいから勝利をとの願いで、熱中症にだけはならないようにと水分補給と、スタンドでの観戦とトイレや売店のある通路を何度か往復しながら、遠くてはっきりとはプレイが見えにくい熱戦を観続けていた。
帝京のエースである伊藤投手は一塁にいて、控えの背番号10の左腕渡辺投手が投げ続けていたのだが、八幡商業は8回まで、たった2安打しか打てずに0-3とリードされて9回の最後の攻撃となってしまった。
高校野球では恒例の各都道府県代表の高校関係者だけでなく、郷土の代表校を応援しようとする多種多様な人たちがスタンドにいるが、9回を迎えると「もうだめかな」といったムードが少なからず周辺には漂い出した頃、その時間帯に次の第三試合の試合応援の唐津商の学校関係者が既にスタンド下に陣取って歩みを始めていて、関係者がスタンドからの出口への誘導なども含めて気ぜわしくなってくる中で、せめてもの思いとして「逆転するかもしれない・・・」なんて思いながらも、心身共に席を立つ時刻が近づいたと思っていた。
何とか食らいついて幸いにも一点を返して、なおも一死満塁の攻撃が続いたのだが、まさかの出来事が次に起こってしまったのであった。
レフト外野席に近い三塁側アルプス席からはよくわからない状況であったが、八幡商業の5番遠藤君が粘ってフルカウントから打った一撃が、なんとライトスタンド最前列だと思われるのだが、ホームランとなって一挙に逆転満塁本塁打という奇跡的なドラマが待っていたのであった。
私たちの観客席の周辺のみならず、八幡商業応援団ならびに少なからず縁があって、「八商」を応援していた観客たちは狂喜乱舞とでも言うべきボルテージは最高潮に達して、ソデ摺りあうも何かの縁とでもいうべき感じで、遠慮会釈なくハイタッチで喜びを分かち合ったのであった。
まさに奇跡的な大逆転勝利に我がごとの様に喜べたのも、高校球児たちの真剣かつ一生懸命のプレイのれ結果に感動したからに他ならないのだが、相手の帝京高校にとってはエースを3回戦にと温存したことが最悪の結果を招いたこととなったために、諦めきれない悔しい涙の一戦であったと思われてならない。
その後の佐賀代表唐津商業と栃木作新学院戦も見ごたえある接戦だったが、ネームバリュー?で作新学院が逆転勝ちで勝利を収め、私たちの本命である、お目当ての大阪府代表の東大阪柏原高校の広島如水館高校との第4試合となった。
まだまだ暑いとは言え、さすがに4時を回ると日差しも少し和らぎ、アルプススタンドにも時折涼しげな風が吹き出して、やっと観戦するにも苦にならない程度の暑さとになりつつあったが、逆に甲子園球場特有の内野席を覆っている大きな銀傘の向こうから差し込んでくる西日が、ちょうど目線の線上にあって、逆光とでもいうべき状態で、本塁ベース上の打者と相手捕手、審判の姿を見るためには、手で日差しを遮るか団扇を陽に翳さなければ試合の動向が見えない状態が続いた。
柏原高校が先取点をあげたものの、如水館も迫力ある攻撃で七回表に3点を取って有利にゲームを進め、柏原高校もその裏に2点を返して同点とし、カクテル光線の延長戦ナイターとなり、10回表にエース福山君を7回途中から救援していた白根君が打たれて、惜しくも3点を献上しくやしい敗退となってしまった。
アルプススタンドでは、柏原高校出身らしいお笑いタレントの間貫平さんが応援に駆けつけていたらしく、応援団の元気な賑わいだけでなく、盛り上がる観衆も注目度が高かったが、柏原高校は応援空しく大阪予選の決勝戦の様な大逆転劇は起きなかった。
今年の甲子園高校野球は、逆転劇や雌雄つけ難い熱戦が続いていて、大会9日目の今日も、北北海道代表の白樺学園と智弁和歌山、また西東京代表の日大三の試合も5,6点の劣勢を相手チームがいったんは跳ね返しての逆転劇があった後に、いずれも強豪校として名を馳せている智弁和歌山と日大三高校が勝利を収めて三回戦へと駒を進めたのだが、とにかく打ちまくり、デッドボールやエラーも含めてめまぐるしく戦いが動く、しかもテンポが速い、若さと熱い勝利への執念や願い、夢、祈りが交錯する戦いの連続であり、プロ野球やJリーグの様な次の戦いのない、一発勝負の一生懸命さが伝わってくる、素晴らしいゲームを甲子園でもテレビ中継でも見せてくれているのだが、試合の内容や詳細はやっぱお茶の間でのテレビ観戦が一番分かりやすいものである。
ともかく真夏の炎天下に続く高校生球児の試合なのだが、お盆のお休みに入ったことと地元近畿勢が今年は頑張っていて、昨日も滋賀県代表の八幡商業と大阪府代表の東大阪大柏原高校が二回戦に出場するとあって、甲子園球場のチケットは売り切れ状態で、阪神梅田駅構内では「甲子園球場は入場できない場合もあります」と午前中の第一試合開始後から連呼していた。
せっかく甲子園へと張り切って来たので、多少待たされても何とか入場するぞという思いで甲子園駅を降りて、国道43号線の高架下のアルプス席の入場券売り場の長い列に並んで、第一試合終了後の学校関係者のアルプス席からの退場の空席を狙って並んでいたら、約一時間後に列の先頭が動き出して追加入場券の発売が開始され、幸いにも3塁側アルプス席のチケットをゲットし勇んで入場したのであった。
ちょうど第二試合の滋賀代表の八幡商業高校の応援団席のすぐとなり、左翼の外野との境目の黄色いポールの脇の席に陣取っての応援となり、隣の八幡高校関係者の応援グッズである長い風船を二本お借りして、それを両方打ち鳴らしての俄か八商(Hassho)の応援に加わったのであった。
とにかくグランドでプレイしている選手諸君の名前もよく知らないままに、周りの応援の雰囲気に囲まれて、私たち京都の代表校竜谷大平安高校が緒戦で敗退しているので、お隣の滋賀県代表を郷土の代表のつもりで、しかも強豪優勝候補でもある東東京の帝京高校相手なので、何とか番狂わせでもいいから勝利をとの願いで、熱中症にだけはならないようにと水分補給と、スタンドでの観戦とトイレや売店のある通路を何度か往復しながら、遠くてはっきりとはプレイが見えにくい熱戦を観続けていた。
帝京のエースである伊藤投手は一塁にいて、控えの背番号10の左腕渡辺投手が投げ続けていたのだが、八幡商業は8回まで、たった2安打しか打てずに0-3とリードされて9回の最後の攻撃となってしまった。
高校野球では恒例の各都道府県代表の高校関係者だけでなく、郷土の代表校を応援しようとする多種多様な人たちがスタンドにいるが、9回を迎えると「もうだめかな」といったムードが少なからず周辺には漂い出した頃、その時間帯に次の第三試合の試合応援の唐津商の学校関係者が既にスタンド下に陣取って歩みを始めていて、関係者がスタンドからの出口への誘導なども含めて気ぜわしくなってくる中で、せめてもの思いとして「逆転するかもしれない・・・」なんて思いながらも、心身共に席を立つ時刻が近づいたと思っていた。
何とか食らいついて幸いにも一点を返して、なおも一死満塁の攻撃が続いたのだが、まさかの出来事が次に起こってしまったのであった。
レフト外野席に近い三塁側アルプス席からはよくわからない状況であったが、八幡商業の5番遠藤君が粘ってフルカウントから打った一撃が、なんとライトスタンド最前列だと思われるのだが、ホームランとなって一挙に逆転満塁本塁打という奇跡的なドラマが待っていたのであった。
私たちの観客席の周辺のみならず、八幡商業応援団ならびに少なからず縁があって、「八商」を応援していた観客たちは狂喜乱舞とでも言うべきボルテージは最高潮に達して、ソデ摺りあうも何かの縁とでもいうべき感じで、遠慮会釈なくハイタッチで喜びを分かち合ったのであった。
まさに奇跡的な大逆転勝利に我がごとの様に喜べたのも、高校球児たちの真剣かつ一生懸命のプレイのれ結果に感動したからに他ならないのだが、相手の帝京高校にとってはエースを3回戦にと温存したことが最悪の結果を招いたこととなったために、諦めきれない悔しい涙の一戦であったと思われてならない。
その後の佐賀代表唐津商業と栃木作新学院戦も見ごたえある接戦だったが、ネームバリュー?で作新学院が逆転勝ちで勝利を収め、私たちの本命である、お目当ての大阪府代表の東大阪柏原高校の広島如水館高校との第4試合となった。
まだまだ暑いとは言え、さすがに4時を回ると日差しも少し和らぎ、アルプススタンドにも時折涼しげな風が吹き出して、やっと観戦するにも苦にならない程度の暑さとになりつつあったが、逆に甲子園球場特有の内野席を覆っている大きな銀傘の向こうから差し込んでくる西日が、ちょうど目線の線上にあって、逆光とでもいうべき状態で、本塁ベース上の打者と相手捕手、審判の姿を見るためには、手で日差しを遮るか団扇を陽に翳さなければ試合の動向が見えない状態が続いた。
柏原高校が先取点をあげたものの、如水館も迫力ある攻撃で七回表に3点を取って有利にゲームを進め、柏原高校もその裏に2点を返して同点とし、カクテル光線の延長戦ナイターとなり、10回表にエース福山君を7回途中から救援していた白根君が打たれて、惜しくも3点を献上しくやしい敗退となってしまった。
アルプススタンドでは、柏原高校出身らしいお笑いタレントの間貫平さんが応援に駆けつけていたらしく、応援団の元気な賑わいだけでなく、盛り上がる観衆も注目度が高かったが、柏原高校は応援空しく大阪予選の決勝戦の様な大逆転劇は起きなかった。
今年の甲子園高校野球は、逆転劇や雌雄つけ難い熱戦が続いていて、大会9日目の今日も、北北海道代表の白樺学園と智弁和歌山、また西東京代表の日大三の試合も5,6点の劣勢を相手チームがいったんは跳ね返しての逆転劇があった後に、いずれも強豪校として名を馳せている智弁和歌山と日大三高校が勝利を収めて三回戦へと駒を進めたのだが、とにかく打ちまくり、デッドボールやエラーも含めてめまぐるしく戦いが動く、しかもテンポが速い、若さと熱い勝利への執念や願い、夢、祈りが交錯する戦いの連続であり、プロ野球やJリーグの様な次の戦いのない、一発勝負の一生懸命さが伝わってくる、素晴らしいゲームを甲子園でもテレビ中継でも見せてくれているのだが、試合の内容や詳細はやっぱお茶の間でのテレビ観戦が一番分かりやすいものである。
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