ガリバー通信

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ブッシュのポチ、小泉。

2005年11月18日 | 世界の問題
 今日、韓国釜山で環太平洋の21カ国.地域が参加して、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が開幕した。

 韓国のノムヒョン大統領が議長をつとめ,小泉首相、ブッシュ米大統領、胡錦濤中国国家主席らが集い、アジアの経済的対策と世界貿易機関(WTO)の協議と、現在急激に流行の兆しの鳥インフルエンザの人への感染対策なども検討し、明日首脳宣言を採択すると言うのである。

 ブッシュ大統領は、韓国に行く前に、日本に立ち寄って、秋の紅葉美しい京都を訪れて、小泉純一郎首相と首脳会談をしたと言うのであるが、京都に出来た迎賓館に夫妻で宿泊し、金閣寺に遊んだのである。

 そのブッシュを大阪伊丹空港に迎えたのが、パリーグ制覇から日本一、アジア一となった「ロッテマリーンズ」のBバレンタイン監督と、何故か世界のホームラン王、ソフトバンクホークスの王貞治監督であった。

 小泉首相は、既に京都入りしていた様だが、何処か有名な蕎麦屋で夕食を済ませて、満を持して翌朝、金閣寺でブッシュを迎えたらしいのである。

 この間、日本のマスコミ、新聞には「ブッシュのポチ」と小泉純一郎氏を称したところもあって、まるで金持ちオーナーに、いつも従順にシッポを振って、ニコニコと従う、愛犬『ポチ』の様だというのである。

 先日書いた「讃岐のうどん」や日本のパン食ブームも、そして牛乳の普及なども、実は戦後、敗戦国日本に上陸した『占領軍アメリカ』の経済、食糧戦略の結果であるとも言えるのである。

 つまり、戦後まもなく日本の食糧事情を救うが如く、多くの脱脂粉乳とパンのための小麦粉が輸入され、戦後のベビーブーム世代を初めとした、学童給食に供給されたのを皮切りに、戦後60年間、この食糧安保も続いているのである。

 つまり太平洋戦争に負けたニッポンの子どもたちを中心とした、食糧不足を補い、援助するという形で、この牛乳とパン食の原料である、アメリカ小麦が大量に輸入され出したことが、きっかけで日本人の米中心の食生活から米国式の食生活の形を提供したのである。

 この米国の食糧政策としての牛乳、パンの供給が、現在の日本人の西洋的食生活への変化を助長させて、今や大量の小麦と共にBSE問題で輸入が途絶えている牛肉などの食品の輸入などの拡大へと繋がったのである。

 現在のある三十代の独身男性の特徴的な食生活を象徴する自宅での食事の姿が、ある週刊誌に紹介されていたことがあり、その内容が何と、ご飯にポテトチップスをふりかけて、それに何と牛乳をかけて食べると言うのであった。

 長年の学校給食で牛乳が必ず米飯でも付いていて、ご飯を食べても牛乳さえ飲めば栄養のバランスが保てるなどという過信が心を支配しており、犬の様に飼い主に隷属した「ポチ」現象とよく似通っているのではないだろうか。

 つまり、小泉首相のブッシュ大統領の「ポチ」状態は、日本政府が長年、の世界のポリスを自称する米国に隷属し、飼い主のいい放題、言われ放題、結局飼いならされてしまった状態になってしまっているのである。

 APECという国際的会議だと言われても、仲がいいのではなく隷属的にしか見えない、日本の首相の姿に、私は日米同盟、日米安保などの意識以前に、牛乳、小麦、肉で米国に飼いならされた日本の隷属性、ポチ現象の原点を見るのである。

 
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