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ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

お久しぶりです。日本が危ない!

2006年05月25日 | 日本の課題
ご承知の方も多いと思いますが、全国的ニュースとしては汚水処理施設建設工事の談合事件の発覚や耐震データ偽造事件の捜査、起訴事件が続いているが、関西では大阪市の関連事業での「飛鳥会」を巡る不正、既得権事件と神戸市の市議逮捕事件が明らかになった。

 今週月曜日に神戸市役所で開催された、都市政治研究所主催の「自治体議員勉強会」に参加し、神戸市議会の「住民投票☆市民力」と言う名の会派の、四人の議員達による報告と問題提起を聞く機会を得た。

 昨年大騒ぎだった「大阪市役所の職員優遇問題」も、この自治体議員勉強会で若手の大阪市議会議員が報告し問題提起を行い、新聞やテレビの報道だけでは真相がわかり難い内容まで知ることが出来たのである。

 今回の事件は宝塚市の現職市長がパチンコ店の出店に絡む汚職事件から飛び火したかの様な形で、神戸市議会自民党の大ボス議員、村岡功議員が産廃施設設置に有利な要綱改正と資源リサイクルセンターの管理業務委託について等で、市へ圧力をかけた疑いで、4月7日に逮捕され、その後息子の村岡龍男議員も逮捕されるという汚職容疑事件である。

 テレビ、新聞等でも報道されているが、長年の株式会社神戸市役所と呼ばれる、市の財政支出の背景に、多くの利権関連で多額の謝礼金や政治献金が支払われていて、ぬくぬくと政治活動をしていたボスが捕まって、やっと神戸市役所の長年のカビと垢を拭えるきっかけが出来たと思われるのである。

 議会における百条委員会と言う、真相を究明するための調査委員会が発足するらしいが、逮捕された二人の現職議員の多額の報酬、賞与は払い続けられており、市民の大きな怒りと矛盾が続くという。

 昔から「憎まれっ子世にはびこる」と言われるが如く、本当の悪者は、なかなか反省もしなければ、「人の噂も75日」の時の経過を待って、逃げ延びようとしているみたいである。

 他にも公明党所属の市議で、同様の私利私欲を満たす者がいるらしく、この際、一網打尽と行けば幸いなのだが、敵も何とか逃れようと、あらゆる手練手札で対抗してくるだろうが、たぶん墓穴を掘るだろうから、そのタイミングを見逃さなければ、自然に悪は正体を晒け出すのではないかと期待しているのである。

 全国で報道されなくても、また逮捕、起訴されてはいないけれど、同様の事件や汚職、不正が日本中に多数潜在している。

 わが市でも、多くの現職議員や市職員は周知の事象に関係する、金銭授受の事件や、どう見ても圧力や鶴の一声で決まった施策などがあって、市長や助役も圧力に屈した形で、平然と市政の執行を行っているケースがある。

 こんな日本、こんな行政体質と利得で動く議員たちを、長い間日本の政界、行政は見過ごしてきたため、取り返しの付かない体質になってしまっている。

 あと得俵一枚しか残っていない様な現状だが、何とか踏ん張って、この窮状を打開し、まさに正義と公平が当たり前の行政と議会に正していかねばならないと思うのである。

 

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