
明日は第43回目を迎えた「京都合唱祭」が行われ、我々の混声合唱団は高田三郎作曲、吉野弘作詞の混声合唱組曲「心の四季」から、「愛そして風」と「雪の日に」を歌う。
毎年六月のこの時期に京都合唱祭が開催されていて、今日と明日の二日間にわたって京都会館の舞台で行われているのだが、今日は「ママさんコーラス」、明日は「一般の部」と分かれて、多数の合唱サークルが出演して歌いあうのである。
私の所属する混声合唱団も、今年で14回目の出場だと思うのだが、結団以来毎年連続出場しているのだが、私は仕事の関係で、たぶん途中三回ほどは出られなかったので10回目か11回目になるはずである。
毎回出場するに向けて、混声合唱曲として大きな会場で歌うのにふさわしい楽曲を二曲か三曲選んで歌うだけなのだが、なかなか難しくて、暗譜すなわち歌詞とメロディーを暗記するのが大変なのである。
舞台発表前夜の今夜も最終的な練習があって、指揮者の指導の下で細かい曲のニュアンスや強弱、そして肝心の歌詞の「心」を大切にしながらの練習が行われて、歌いあげていくのであったが、まだ歌詞の全ては頭に入っていなかった。
自宅に帰ってから夕食後、あたふたと試験前夜の一夜漬けの勉強の如く、この二曲の楽曲の歌詞を書き写して、頭に叩き込む練習をしてから眠りに付くことにしようと思っている。
私はベースのパートなので、以下のような歌詞である。
「愛、そして風」は、
ざわめいている。ゆれている。風に吹かれて、かれはしがそよぐ、
風が去れば、素直に静まる。歌いやめない、思い出を。
と簡単なのだが、ハミングの言葉の無いところのメロディが難しい。
「雪の日に」は、
雪が激しく降り続ける。雪の白さをこらえながら。
欺きやすい雪の白さ、誰もが信じる雪の白さ。
信じられている雪は 切ない。
何処に純白な 心などあろう。
何処に汚れぬ 雪などあろう。
雪が激しく降り続ける。
上辺の城さで 輝きながら。
上辺の白さを こらえながら。
あとから あとから 降り続く。
雪の汚れを隠すため。
純白を 後から 後から 重ねて行って、
雪の汚れを 隠すのだ。
雪が激しく 振り続ける。
雪は己を どうしたら 欺かないで 生きられるだろう。
それがもはや 自らの手に 負えなくなってしまったかの様に
雪は激しく 振り続ける 振り続ける 振り続ける
雪の上に雪が その上から雪が
たとえようの無い 重さで 音も無く
重さなって行く 重ねられていく 重さなっていく 重ねられていく。
とても繊細であって、堂々たる歌声として、京都会館ホールに響き渡るように、精一杯歌いたいものだと思っている。
毎年六月のこの時期に京都合唱祭が開催されていて、今日と明日の二日間にわたって京都会館の舞台で行われているのだが、今日は「ママさんコーラス」、明日は「一般の部」と分かれて、多数の合唱サークルが出演して歌いあうのである。
私の所属する混声合唱団も、今年で14回目の出場だと思うのだが、結団以来毎年連続出場しているのだが、私は仕事の関係で、たぶん途中三回ほどは出られなかったので10回目か11回目になるはずである。
毎回出場するに向けて、混声合唱曲として大きな会場で歌うのにふさわしい楽曲を二曲か三曲選んで歌うだけなのだが、なかなか難しくて、暗譜すなわち歌詞とメロディーを暗記するのが大変なのである。
舞台発表前夜の今夜も最終的な練習があって、指揮者の指導の下で細かい曲のニュアンスや強弱、そして肝心の歌詞の「心」を大切にしながらの練習が行われて、歌いあげていくのであったが、まだ歌詞の全ては頭に入っていなかった。
自宅に帰ってから夕食後、あたふたと試験前夜の一夜漬けの勉強の如く、この二曲の楽曲の歌詞を書き写して、頭に叩き込む練習をしてから眠りに付くことにしようと思っている。
私はベースのパートなので、以下のような歌詞である。
「愛、そして風」は、
ざわめいている。ゆれている。風に吹かれて、かれはしがそよぐ、
風が去れば、素直に静まる。歌いやめない、思い出を。
と簡単なのだが、ハミングの言葉の無いところのメロディが難しい。
「雪の日に」は、
雪が激しく降り続ける。雪の白さをこらえながら。
欺きやすい雪の白さ、誰もが信じる雪の白さ。
信じられている雪は 切ない。
何処に純白な 心などあろう。
何処に汚れぬ 雪などあろう。
雪が激しく降り続ける。
上辺の城さで 輝きながら。
上辺の白さを こらえながら。
あとから あとから 降り続く。
雪の汚れを隠すため。
純白を 後から 後から 重ねて行って、
雪の汚れを 隠すのだ。
雪が激しく 振り続ける。
雪は己を どうしたら 欺かないで 生きられるだろう。
それがもはや 自らの手に 負えなくなってしまったかの様に
雪は激しく 振り続ける 振り続ける 振り続ける
雪の上に雪が その上から雪が
たとえようの無い 重さで 音も無く
重さなって行く 重ねられていく 重さなっていく 重ねられていく。
とても繊細であって、堂々たる歌声として、京都会館ホールに響き渡るように、精一杯歌いたいものだと思っている。
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