ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

『最後だとわかっていたなら』

2009年12月21日 | 感じたこと
 一昨日、知人からのメッセージに、とても感動的な詩がありました。  

 ご存知の方も多いと思いますが、ここに掲載します。



 『最後だとわかっていたなら』

 「If I Knew it Wolud Be the Last Time」 by Norma Cornett Marek


あなたが眠りにつくのを見るのが 最後だとわかっていたら
  
 わたしは もっとちゃんとカバーをかけて神様にその魂を守ってくださるように 祈っただろう。

 あなたがドアを出て行くのを見るのが 最後だとわかっていたら

 わたしは あなたを抱きしめてキスをして そしてまたもう一度呼び寄せて抱き しめただろう。

 あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが 最後だとわかっていたなら

 わたしは その一部始終をビデオにとって 毎日繰り返し見ただろう。

 確かに いつも明日は やってくる。 

 見過ごしたことも取り返せる。やり間違えたこともやり直す機会が いつも与  えられている。

 「あなたを愛している」と言うことは いつだってできるし 

 「何か手伝おうか?」と声をかけることも いつだってできる。

 でも もし それがわたしの勘違いで今日で全てが終わるとしたら

 わたしは今日 どんなにあなたを愛しているか伝えたい。

 そして 私たちは忘れないようにしたい。

 若い人にも年老いた人にも 明日は誰にも約束されていないのだということを

 愛する人を抱きしめるのは 今日が最後になるかもしれないことを

 明日が来るのを待っているなら 今日でもいいはず

 もし明日がこないとしたら あなたは今日を後悔するだろうから 

 微笑みや抱擁やキスをするための ほんのちょっとの時間を 
 どうして惜しんだのかと  

 忙しさを理由に その人の最後の願いとなってしまったことを 
 どうしてしてあげられなかったのかと

 だから今日 あなたは大切なこ人たちを しっかりと抱きしめよう

 そして その人を愛していることを いつでも いつまでも 
 大切な存在だと言うことを そっと伝えよう。   

 「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や「気にしないで」を
 伝える時を持とう。

 そうすれば もし明日が来ないとしても 
 あなたは今日を後悔しないだろうから。 



 この詩は 2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件で 一機目が激突後 救助の為 最初にツインタワーピル内に突入した数百人のレスキュー隊の内の1人で 今も行方不明の消防士(当時29歳)が生前に記したものを アメリカのサンディエゴ在住の日本人、Mutsumi May Sagawa (佐川 睦)さんが翻訳されたものだそうです。


 




 

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