ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

突然の避難!

2012年03月25日 | イベント
 昼前に京都市内に出向いて、娘の友人が出展しているクラフトフェスティバルを観に行った。

 正午過ぎに会場付近に到着したが、昨日の春の嵐の様な悪天候が嘘の様に好天に恵まれて、今日は多くの手作りアクセサリーなどの店が、烏丸三条交差点を東に入った京都文化博物館付近の街頭に出ていて、ぶらり歩きのお客様が狭い三条通りの北側を歩きながら、お店に立ち寄りながら散策していた。

 私と娘と孫のR君と三人でぶらぶらと歩き、昔は銀行だつたと思われるの京都府京都文化博物館の建物に入ると、会場内には個性的なアーチストたちの自作の作品を並べての展示、即売の店がたくさん並んでいた。

 もうすぐ5歳になる孫は、やはり陶器やアクセサリーなどの手づくり作品よりは、おもちゃか遊び場か食べるものがある場所がいいとみえて、どこか遊ぶとこへ行こうと言うので館内を散策していると、たぶん自分の知っている読める文字で「そば」と書かれた「蕎麦屋さん」があったので、「そばを食べたい」ということになって、娘の友人と話しているところに戻って、一段落した後蕎麦屋に移動していると、「火災が発生しました!避難して下さい!」と館内の案内人が冷静に言っているので、「あれっ!訓練かな」と思いきや、実際に2階で火災が発生したらしいというのであった。

 そこで、一応館外に出てると、何と消防車の近づくサイレンの音が聞こえ出し、狭い三条通りに赤い色した消防車両が次から次へと入ってきて、現場付近は人、車、人、そして消防士たちでごった返す騒ぎとなってしまった。

 同じように館外に避難しようとしている人の話では、二階のトイレ付近から煙が出ていて、焦げ臭い臭いが実際にしていたそうで、決して訓練ではなく「火災発生」の事実があって、誰かが通報したために消防車両を中心に、この文化博物館前の路上へ緊急車両が集まって来たのであった。

 大型のはしご車から、小さな手押しの消防用ホースを積んだ二輪車まで、何と10数台の消防用自動車や備品が運ばれてきて、消防服に身を包んだ消防署員たちが足早に現場付近を行き来し、その内交差点付近の路上の小さなマンホールの様な鉄の蓋を開けて、消防用水を取り出すためにセットされたホースに水が運ばれて、消防自動車を経由して、実際に消火のための準備が着々と進められていたのであった。

 私たちは路上でしばらくは、その様子を見物していたに過ぎないので、実際のところはどれ程の火災かどうかは全くわからなかったのだったが、たぶん通報内容と共に現場にいち早く到着した消防署員たちによる現場の観察と情報によっての、消防体制が準備されていたのであろうと推察できたのだったが、狭い路上の一角に黄色い立ち入り禁止のテープが貼られたり、署員が東側に移動して下さいと声を上げて、通行人や見物客を誘導する光景もあり、しばらくはごった返していたのであった。

 私たちは、お目当ての蕎麦やに立ち寄ることを諦めて、別なところで昼食をとの思いから、現場を離れてしまったのだけれど、たぶん「小火(ぼや)」程度で収まるのだろうとの予測を感じながら、近くにある新風館へと昼食目的で移動したので、その後の様子は知る由も無かったのであった。

 新風館での昼食を終えて、時折降る雨を凌ぎながら、館内の屋外ステージで演奏されていた男性六人の「アカペラ・ライブ」を少し聞いた後、雨がやんで日差しがさしてきたので、席を立って帰路につき無事帰宅したのであった。

 夜のテレビニュースで、この火災のニュースをやっていて、たいした火災ではなかったことを改めて知ったのだったが、たくさんの消防車とサイレンの音、そしてごった返した人、人の多さに孫はびっくりして、まごまごしていたのであった。

 火災の避難訓練の様な体験だったが、ぼやで本当によかったよ。
コメント
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