ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

思い出した歌、時代。

2009年09月08日 | 感じたこと
 上の写真をご覧になって、誰の写真かお分かりの方もいらっしゃるかも知れませんが、今日突然仕事仲間と現場から事務所に帰る社用車の中でのおしゃべりから思い出した歌手の写真です。

 彼女の名は、「朝倉理恵さん」。繊細で清楚な感じの歌いかたで「あの場所から」という曲を歌っていたお嬢さんなのである。

 私は1972年の4月から東京に住まい、その当時のフォークミュージックの台頭の時代に音楽業界で仕事をしていたために、きらびやかな芸能界の片隅を垣間見る機会もあったわけで、たぶん1974年の年末ではなかったかと思うのだが、当時六本木にあった、ソニーミュージック本社での所属タレントの集う宴会に参加したことがあった。

 当時の大スターは、山口百恵さんがトップで、他にも大セールスを記録する歌手、タレントがたぶん目白押しだったと思うのだが、私は何故か地味だが心引かれる女性歌手として「朝倉理恵」さんに注目していた。

 今思い出すだけで、心が熱くなり、目頭が濡れそうになるぐらい、何故か分からぬ感動を覚えるのである。

 現代社会では、こうした30数年前の記憶でも、インターネットを通して、その画像を瞬時にして探し出し見て、懐かしい歌声もYou Tubeなどで聴く事ができるから、すごいものである。

 ほんと偶然なのだが、30代、40代の同僚女性との他愛無い昔話から、当時の仕事、生活。そして心に沁みた歌や当時の歌手、タレントを思い出すことになったのである。

 あの清楚で可憐な歌手「朝倉理恵さん」も、今はそれなりの年齢で、何処かで幸せな生活を送っておられることだと思うが、白状すると私は、その年末の宴会の帰りにソニー本社のフロアーに飾ってあった、所属歌手タレントの小さな写真パネルの列から、「朝倉理恵」さんのものを失敬して帰ったようである。

 しばらくの間、私の部屋にあった記憶があるので、より懐かしく今更ながら、当時の心に深く感動を与えてくれた歌手のひとりとして懐かしく思い出させていただいたのである。

 彼女のヒット曲「あの場所かせら」のシングルは買った覚えはないのだが、少しさかのぼって1969年にヒットした、こちにらの方は知っている方も多いと思われる「千賀かほる」さんの「真夜中のギター」は、学生時代の思い出の曲でもあり、シングル盤をたぶん370円で買った記憶があるのだが、現在は何処に行ってしまったのか見当たらない。

 「千賀かほる」さんの少しカスレタ歌声の「真夜中のギター」は、当時のラジオ深夜放送でよくかかっていて、1970年の「大阪万博」開幕の前夜の京都で、雪が降る中で聞いていた記憶がよみがえってきた。

 いずれにせよ、遠い昔の「歌声」「歌手」の思い出を最近は、テレビで「懐かしの名曲」などとして放送されていたり、昔のビデオや映像で見せてくれる番組、企画も多くなっているので、「朝倉理恵」さんや「千賀かほる」さんにも再びお目にかかれるかも知れないだろう。
コメント
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