ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

相撲協会のいい加減さ。

2007年10月03日 | プロスポーツ
 今頃になって、日本相撲協会の時津風部屋で起きた、17歳の新弟子の暴行殺人事件が大問題となっている。

 今年の6月に起きた事件なのに、時津風部屋及び時津風親方はもちろん、日本相撲協会も、ただの事故のように扱っていたわけだし、マスコミや相撲関係者も、この事件を問題視する人はいなかったのだろうか。

 今年4月に入門したばかりの17歳の少年は、何度も部屋を逃げ出して、親戚の家や実家に帰っていたというのである。

 そんな根性なしがと、家の人も部屋に追い返したり、相撲部屋の師匠である、親方を信頼して預けていたはずである。

 しかし、息子が亡くなった知らせと共に、部屋の方で火葬して返すという知らせがあって、親御さんが飛んでいって、子供の痣だらけの痛ましい遺体と初めて対面したというのである。

 ご両親が疑問を感じて、ようやく警察も捜査を開始して、時津風親方、部屋の力士達に事情聴取をして、「いじめ」とも言える制裁や暴力が発覚してきたのである。

 部屋の親方は、はじめから遺体の損傷を隠して、自分達の責任逃れを計っていたとしか言いようのない対応ぶりであったのである。
 
 例の「朝青龍」問題と同様に、日本相撲協会という団体の「無責任」な実体を暴露した形になったと言えよう。

 特に、国技だとかなんとか言いながら、たぶん税金からも助成を受けているであろう「相撲協会」の元横綱の北の湖理事長の姿や言動が、時々でてくるが、マスコミに問い詰められて、やっと「人が死んだのだから重く受けとめている」とか、何とも頼りない、無責任な対応振りが目立って仕方がない。

 今日のテレビでは、元関脇で現在はタレントの竜虎が、理事長というのは、同じ商店街の商店主の代表に過ぎないので、今回の事件は各個商店の時津風部屋の問題だとの見解を語っていたが、そんな逃げ口上では免れない重大な「日本相撲協会」全体の組織的体質の共同正犯とても言うべき事件だと思う。

 当然、時津風親方の解雇や制裁暴力に加担した力士達の犯罪の処罰は必要だけれど、角界と称して、関係者以外を入れないで、独自の伝統の歴史を重んじると言って、古い体質とよからぬ伝統を受け継いでいては、日本の「国技」たる・・??、大相撲は簾たる一方である。

 いみじくも、テレビの出演者が言っていた、「昔は相撲か三角ベースしかなかった」と言う時代ではない。

 プロ野球、Jリーグサッカー、ゴルフ、テニス、バスケット、バレー、陸上、マラソン、駅伝、卓球、バレーと多種多様なスポーツが紹介され、テレビ放映されている時代である。

 「国技」という甘えの中で、政府、NHK、マスコミに守られ続けて存続するスポーツになれ下がらないためにも、大相撲並びに日本相撲協会の「大変革」が必要な時が来たのである。 
 
 
 
コメント (1)
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