ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

2万円のステーキ

2007年05月24日 | とんでもない!
 みなさん、私は人生で初めて2万円のステーキを今晩食べました。

 もっと高いステーキもあるのでしょうが、京都駅のホテルグランヴィアの15階のステーキ、鉄板焼き屋さん、屋号は忘れましたが、ともかく東本願寺のお蝋燭と言われる、「京都タワー」を真向かいに見ながらの夕食でした。

 五山の送り火と呼ばれる、京都の伝統行事が行われる「お盆」の8月16日は、五山のうちの四つが見えることもあって、一年前から予約で満員になるレストランだそうです。

 とんでもない「お店」に私を誘ってくれたのは、昔の職場の同輩で、その後自分で商売をして成功して、今は仕事を半ば引退してはいるが、お金には不自由しないと豪語する友人だった。

 私如きは、この年齢までおかげさまで健康で暮らせては来たが、どんなに高い夕食をとったかと言っても、せいぜい5千円程度のものしか経験がなかったものだから、ビックリしました。

 鹿児島産の黒毛和牛のサイコロ状になったステーキが、メインでぃっしゅで、あとサラダ、スープ、前菜、デザート、コーヒーなど付いて、一人前いくらだったのでしょうか。

 一杯のビールとウーロン茶も飲みましたから、たぶん「ステーキコース料理」については、たぶん15,000円位だったのではと思いますが、ともかく二人で4万円の食事代金をクレジットカードもゴールドカードで支払った、友人の世界にビックリしました。

 しかし、彼は、この年齢になるまで、何故か独身であり、最近「お金はあるが、一度は結婚がしたい」、「毎晩の食事が独りなのは寂しい」と言っているのです。

 贅沢な悩みかもしれませんが、私如きでよかったら、一月に一度位はお相手をしてもいいですよ、と言ってもいいくらい、彼の心境を聞くと、少しは同情しながら、いろんな人生があるものだと改めて思ったのである。

 「お金があっても、幸せとは言えない」だろうし、逆に「お金がなくても、幸せ」な人もいるだろう。

 どちらにせよ、一度しかない人生を、どう生きるかを考えていても、思った様に全ての人が生きれているわけではない。

 この年齢になって、また改めて「人生」のイタヅラか運命かは知らないが、同輩としての、私との生き方、また生き様の違いに、驚かざるを得ない心境となった。

 帰りがけに、彼の「思い」を察しながら、一度も結婚したことのない初老の男に、ふさわしい結婚相手はいないものかと思いを巡らせながら、帰路に着いたのである。

 女性は嫌いではないが、「女性にアプローチ」するのが、少し苦手と言う彼に、人生の一つの味わいとしての「結婚」をプレゼントできるか否か、ご馳走になったからではないが、考えながら家人の待つ、我が家へと帰ったのである。
コメント (2)
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