ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

国内自然災害支援と自衛隊

2004年11月10日 | 世界の問題


 新潟中越地震から半月以上が経った。それまでも今年は台風の日本上陸の当たり年で、いくつもの台風が日本各地に爪あとを残し、今も多大な被害にあえいでいる人たちが多くいる。各地の救援、復興に自衛隊の出動が要請されて、それなりにサポートしている。当然である。しかし新潟中越地震の際の被災地で、避難した人たちには、当初一日におにぎりひとつがやっと支給されるといったところもあった様である。
 
そういった状況にあっても、自衛隊の隊員の食糧は豊富かつ充分であったと思われる。というのは彼らには、出動時の食糧が常に十二分に備蓄されており、缶詰も含めて高カロリーで量も豊富に提供されることになっているのである。同じく自衛隊がイラクへの人道復興支援という名の下で、500名以上の隊員が、遠くイラクのサマーワに駐屯して,非戦闘地域であるといいながら、爆弾が飛び込んだり、銃声が飛び交ったりする中で、一日運送費も含めて一人3万円もの食糧が日本から運ばれている上に、何もしないで駐屯地の中で危険を回避しているだけでも、一日3万円の特別手当が隊員には支給されると言う。
 
全く、このギャップは何なのだろう。おかしい限りである。日本国内の自然災害に見舞われた被災者たちには、十分な食料やケアがされていなくても、自衛隊員自身の食糧や手当ては充分に支給され、アメリカに追従するポチの面子のための消極的支援活動に従事する国家公務員には、充分すぎる手当てと食糧が保障されているのである。おかしな国、日本。自衛隊を即刻イラクから撤退させて、その多額の税金の一部ででも、国内の被災地ならびに被災者への食糧、生活支援に充分なサポートをすべきである。
 
私も京都北部の台風23号被災地と新潟中越地震被災地への義援金をささやかだが送金したが、本質的な被災地支援と被災者サポートは国が責任をもって積極的に充分にすべきである。
 
そして自衛隊を災害救援、復興にあたらせる救助隊として編成し直して、国土と国民の安全と命を守るための部隊に再構築すべきである。税金の無駄遣いをやめて、真の国民、市民のための公務員としての活動とサポートを要請する。
コメント (1)
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