「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

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懐かしい復刻版

2018年06月03日 | 日記


童話集「春」( 1926年)復刻版

先日ステーションギャラリーに「夢二繚乱」を見に行きましたが、
たくさんの挿絵や、ジャケット、本の装丁などを見ていて思い出しました。

確か夢二の本の復刻版があったはずと。

三十代も初めの頃だったと思います。
レトロな装丁に惹かれて、復刻版セットを手に入れました。
童話、小説、詩集などがありました。
この本たちは、何度かの引っ越しの際にも、
さっさと処分された文庫本や単行本とは別に、大切にされてきましたが、
もう手に取って眺めることも久しくありませんでした。
こんなことで思い出して、又取り出すなんて、思いもよりませんでしたが。

サックを取ると、表紙はこのようなデザインで、

巻頭にカラーの挿絵が一枚。

他には、お話しごとに、数枚の挿絵がありました。
こうしてあらためて見ると、やはり夢二ワールドでした。
そして夢二の作品の多様性も再認識しました。
特に、デザインの感覚が好きかもしれません。
レトロだけど新しい。

夢二は童謡集と童話集を二冊ずつ出版していて、
これはそのうちの一冊の復刻版です。
手に入れたときは、装丁だけ眺めて、中を読んでいない本もありましたから、
これはその一冊のようです。
作品を三篇読んでみましたが、懐かしい香りのする、素朴な話でした。
せっかくですから、最後まですべて読んでみましょう。
稽古の合間にちょっと、と読めそうですものね。



 


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