今日は、奈良土産の鹿サブレをお干菓子代わりに、お稽古です。
せっかく宿泊したのだからと、
こだわっての奈良ホテルブランドですよ。
本物の鹿さんとも会ってきました。
彼らの興味は餌をくれる人の方に。
一日目は奈良公園から若草山、春日大社とめぐる予定でしたが、
東大寺の大仏殿に続く参道は、人・人・人・・人で埋まっていました。
それも外国人観光客の多いこと。
奈良は少しは静かかと思っていましたが。
日曜日ということがいけなかったと、
とっさに判断して、予定変更。
近鉄奈良駅前でバスに乗車して、
二日目の予定だった、浄瑠璃寺・岩船寺へと向かうことにしました。
500円の一日乗車券を買いました。
片道で、540円かかりましたから、とてもお得でした。
ただし、本数の少ないバスの時間に合わせての行動なので、
必死に山道を登ったり下りたりの体力勝負となりました。
それでも歩いただけのことはあり、
岩船寺から浄瑠璃寺までの道すがら、
心休まる石仏様と幾つも対面できました。
枯れ葉に覗くギンリョウソウも見つけました。
誰も弱音を吐くことなく、転ぶことなく、
まだ大丈夫ね、でもいつまでできるかしらね、こんな旅。
翌日は、奈良ホテルでの優雅な朝食を済ますと、
柿の葉寿司をお弁当に買い、JRで桜井駅へ。
談山神社に向かいました。
この日もバスの時間との戦いで、神社の境内でお弁当を食べて、
神聖なる"霊気"を体いっぱい吸い込み、聖林寺へ。
国宝の十一面観音菩薩は、美しく素晴らしかったです。
ミロのブィーナスと比較されるのもうなづけます。
奈良に戻ってきたのは午後三時過ぎ。
それからやはりどうしてもと、東大寺へと向かいました。
少しは人ごみも解消かと思いきや、
今度は修学旅行の団体であふれていました。
天下の大仏様ですから、静かに拝観しようなんて無理ですね。
中学の修学旅行に始まり、四度目の奈良の大仏様でしたが、
何故か今回が一番は胸に迫るものがありました。
建立当時の人々の思いも少しは理解できる年令になったからでしょうね。
最後に力を振り絞って春日大社へも。
藤の花ももう少しゆっくりと見たかったかな。
再びの奈良・・・もう一度はあるでしょうか。
駆け足での旅の報告は、
忘れないうちに書き留めておくため。
ひとまずこれで安心です。