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炭点前に使う枝炭です。
火付をよくするためと、景色を作るために管炭に添えますね。
この枝炭、こんな風にもみ殻に大事そうにくるまれて箱に入っています。
下世話な話ですが、お安いものではありません。
売るほうも「折れていました」といわれては大変ですからこうなりますね。
皆さんこれをご存じで、お稽古では、
「枝炭は、入れたつもりで」などと気を使ってくださいます。
ご遠慮なくどうぞと、たまには私も気が大きくなる時があるのですが、
それでも、「それでは一本だけ」と遠慮なさいます。
お茶時の時には、もちろん遠慮なくつかめるだけどうぞですが。
そんな稽古場の事情をしってか、出来たんですね。
燃えない「枝炭」が。
以前稽古用のプラスチックの炭や枝炭があったのですか、
これは全く火がつけられません。
それと、やはりプラスチックですから、
滑って火箸でつかむのが難しいようでした。
ニュータイプは陶器製とか。火にくべても大丈夫ということです。
つかみ易いかしらね。
茶道具のパンフレットを見ながら、
「稽古場のニーズにこたえようと、いろいろとくふうしてますね」
と皆で感心しています。
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