「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

後の月見

2017年11月01日 | お茶三昧

「栗まろ」( 鶴屋吉信製)


「弾く琴の 音(ね)のうちつけに月影を 秋の雪かとおどろかれつつ」紀貫之

月のきれいな夜でした。
月の歌はさぞかし秋の歌が多かろうと思いしが、
意外と春の歌が多いことに気づいたのです。。
秋は月だけだが、春は花も付いてくるからかしらなどと、変に納得。

秋は月だけに気持ちが向いて、それで思いが強まるのでしょうね。
十三夜の「後の月見」が終わると、秋深しの感がますます強まります。

 

LINEで届いた月の写真です。
都会の華やかな明かりにも負けてはいないようですね。
稽古の手を休めて眺めた、郊外の街の空にも同じ月が輝いていましたよ。
「わあ綺麗」と異口同音に出る言葉がお互いの気持ちを寄り添わせます。

私にはあまりなじみのないハロウィンとやらも終わり、
眺めるだけで、満ち足りた気持ちになる月見も終わり、
後は年の瀬を迎えるばかりなるかなと少しせわしさを覚えます。

今日から炉の稽古になりました。
 

昨日小豆を煮て準備をした粟善哉を頂きながら、
半年ぶりのお点前を確かめ合う一日。

風炉のきりっとしたお点前も良いですが、
私はゆったりと時間の流れるような炉のお点前に惹かれます。


 

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