「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

手作りでも、一生物

2017年11月02日 | お茶三昧

  

「たねや」の栗きんとん「西木木(さいきぼく)」

頂いたお菓子、、皆さんにお出しする数はありませんので、
一人、治兵衛さんの銘々皿に盛って楽しみました。
ああ・・至福のひと時。

 

今日は紹鷗水指棚をだしましたので、
薄茶は「貴人清次」のお点前をしました。
身分の高い方と、その方に同伴された方にお茶を差し上げるお点前です。

貴人清次といえば、あの「千鳥茶巾と千鳥板ね」と、
皆さんいそいそと準備をなさいます。
時には風炉のお点前でも嬉しそうに千鳥板を出して懐に。
「それどこで使うの」と言われて・・「?」となったりしますが。
千鳥板が必要なのは、炉のお点前の時だけ。

こんなかわいらしい、茶巾を置く三角の板が、大切な小道具なんですよね。
この小さな板は、もちろん道具屋さんでも売っています。
でもこれは、私が稽古に通っていたころに、
先生か板を切ってもらって何枚か手作りされたものを、
一枚分けてくださった思い出の板です。
本物?を買っても良いのですが、これで十分間に合いますので、
今でも大切に使っていますし、きっと一生物です。
まあ、何度か、お稽古の方の懐に入ったまま、
しばらく家出をしたこともありますが。

この千鳥板を使うたびに、くださった先生を思い出しますから、
小さいけれど、思い出に繋がるという事では、
けして他の道具に負けてはいないですね。


 にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ

 


この記事についてブログを書く
« 後の月見 | トップ | 位置が大切なんですね »

お茶三昧」カテゴリの最新記事