「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

思いがけなくちょっと嬉しいことが

2017年02月10日 | 日記

             

14年前に、若気の至りで、本を一冊書きました。
今だったら、もう少し書きようがあるでしょうにと、
そんな箇所がとても恥ずかしく思えるのですが。

その本に図書館で出会って最近読まれたという方から、
出版社を経由して、お手紙を頂きました。
すっかり過去のことですので、思いもかけないことでした。

ご主人の介護のために、全くお茶との縁を切ったという方が、
私の本を読んで、勇気をもらい、少し前向きになれましたと。
自分なりにまたお茶を楽しむ時間を持ち始めましたと。

私の書いたものが、少しでも、
人の心に何かを届けることができたと思うと、
とても嬉しくて、当時夢中で書いた日々を思い出しました。
出版した当時は数人の方から、お手紙を頂きました。
その中のお一人とは、今もお茶を通して、ご縁が繫がっています。

10年以上も経っての思いがけないお手紙に、私の方もまた、
あの頃に立ち戻って、お茶に向き合う気持ちを新たにしました。
今回の三月の御茶席は、古希を迎えて、
これまでの皆様とのお茶を通してのご縁に感謝する節目の席ですが、
そこでもう一度、自分らしいお茶という原点に戻って、
自分のお茶を見直そうという、気持ちも心に秘めています。
そんな時にこのようなお手紙を頂けるとは、
神様が何かを伝えてくださっているような気もしますね。
きっとそうですね。

 

 

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