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「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

季節外れですが

2020年04月15日 | お茶三昧

季節外れですが、寒天と漉し餡があったので、
水羊羹を作って、お薄を頂きました。

さあ冷やしましょう。

すくなめの量なので、厚みは型の半分くらいですが。

こんな感じになりましたのでこれで一人分。
たまには自作の器を使ってみました。

せっかく作りましたが、オンライン稽古の方には、
残念ですが映像だけで我慢していただきます。

自粛生活はまだまだ時間があります。
一つやる事を思いつきました。
お茶道具の整理です。
一つ一つ写真を撮って、作者や由緒などを記して、
それを印刷し種類ごとにまとめておくと、
自分が何を持っているかわかりますね。
ついでにしまってある場所も書いておく。
去年の秋さんざん探して見つからなかったお釜が、
自粛の暇つぶしに、あちらこちら片付け始めたら、
「こんなところに~」でしたから。
以前からやりたいと思っていたところなので、
この際やってみましょう。
これはかなり時間を取りますので、暫くはしのげそうです。
飽きてしまわなければですが。

 


空点前は想像力

2020年04月09日 | お茶三昧

朝目を覚ますと、まずカーテンを開けて、
この椅子でお日様の光と朝の挨拶をします。
早朝の日差しはまだ柔らかくて、ゆっくりと目覚めさせてくれます。

亡くなった母もいつもまどべて日向ぼっこをしていました。
「ビタミンD、ビタミンD」と。
母を懐かしく思い出す時間でもあります。

朝食は、なんと茶室の稽古用の椅子で。
ここでのコーヒーも又格別なんですよ。

 

昨日ちょっと慌てました。自分の電話番号を入力しなくてはならない時、
とっさに番号が出てこない。
携帯番号と混ざったり・・

外に出かけることが多い時は、けっこう電話番号を書く機会もあるのですが、
ここ二か月くらい、思い出す必要がなかったためでしょうか。
でもこれって慌てますよね。
このまま自粛で閉じこもっていたら、
どんどんいろいろなことを忘れてしまうのではないかという不安が。

そこで午後は「空点前」をして、頭を活性化させることにしました。
この上お点前までわすれてしまっては大変です。

「唐物」点前をして見ました。
何も道具を出さず、ただ所作だけをします。
初めて5分もすると、体がほてってきました。
空点前と言っても、物の有るがごとく、
道具の場所や、重さや、大きさや、そして動きの速さなど、
一つ一つ丁寧に進めていくことは、とても大変なことです。
それはそれは想像力が求められます。
目に見える道具が助けてはくれません。
空点前はただ所作を追っていくだけではありません。
全てがあるがごとく、想像力をたくましくして、
客の気配、息遣いまでも感じながらしなくてはとおもいます。

終わった後は頭はすっきり、でもなぜか体は疲れていました。
何も持ったりしないし、歩いたりもしていないのに。
調子に乗って、「台天目」もしてしまいました。

もちろんきちんと準備をしてお点前をすることができたら、一番ですが、
いつでも時間があったらすぐできる、良い気分転換になると思います。

一日一度「空点前」を!!

社中の皆さんもぜひやってみませんか。
家にお道具がそろっていなくても、大丈夫ですよ。
疑問や、自分の不十分なところも見つかるかもしれません。

 


初めてのオンライン稽古

2020年04月08日 | お茶三昧

午前中の散歩。
公園でベンチに座って一休み。
暫くすると、目の前のベンチが・・

どんどん人でうまっていきました。
散歩の皆さんがみんな一休みでした。

 

さて今日からオンライン稽古なるものの試みを始めましたが、
早速最初の方が挑戦でした。

 

ちゃんとお道具を準備して、
カメラの向こうで平点前をなさいました。
そのあと少しお話をして、30分ほどでしたが、楽しみました。
なかなか自分でお点前をするというのも億劫なものですが、
見てくれる人がいるということはやる気にもなりますね。
久しぶりにお点前をした気分はどうだったかしら。

お家元は、「空点前」を推奨しています。
道具がなくても、あるつもりで点前をして見ることも、
とても良い勉強になるものです。
私はそれでもよいて思ったのですが、
今日の方はお道具をお持ちでしたので、せっかくある道具ですから、
ときには自分の家でも、並べて点前をするのも良い事だと思いました。

他の方からは、「真と行の袱紗捌きのおさらいをしてください。」とか、
「茶箱もありますし、お茶碗もカフェオレボウルはあるので、やってみたいです。」
と声が上がり始めました。

難しいことはできませんが、ちょっと気になっていることの復習とか、
わからないことを解決して知識を深めるというようなことも。
お茶に関するただのおしゃべりでももちろん良いと思いますよ。
自粛はさらに伸びそうですから、ちょっと楽しんでいただけそうです。

私は姿も相手に見えるので、久しぶりに着物を着ましたよ。
お化粧もね。


茶箱って楽しい

2020年04月07日 | お茶三昧

お稽古はお休み中ですが、
皆さんお茶を楽しむ時間を取っていらっしゃるでしょうか。

「先週は茶箱で卯の花点前をしていたので、
来週からは花点前に取り組もうと思っています。」

「縁あって、御所籠を入手しましたので、お稽古再開しましたら、
色紙点前お稽古させてください。」

「なかなかお茶を点てたりできていませんが、先日お茶碗を買いました!
・・・実は風炉向きの平茶碗も買っちゃいました。
このお茶碗で替え茶碗をやりたいです!!
・・・て考えながらすごしています。」

等々、色々な情報は届いていますが。

茶箱はお家で楽しむには一番です。
今月の「なごみ」は楽しい茶箱のアレンジの工夫が出ています。
いつもならお稽古の時に見せてさし上げられるのにね。

さて私は、有り余るほどの時間があるので、
今日は、取っておいたオレンジの皮で、「オレンジピール」を作りました。

おやつに少しずつ頂くことにします。

 

ついに「緊急事態宣言」となりました。
5月6日の連休明けあたりまでとか。
あと一か月じっと我慢です。
でもそれで収まればよいのですが。
私はちゃんとおとなしくして、頑張りますよ!!

 

 


新しい気持ちでスタートします

2020年04月01日 | お茶三昧

一年前の四月二日、膝を温存するための手術をしました。
入院をしたその日に、新しい年号が発表されました。
そして四月の末に、まだ平成のうちに退院しました。
令和の幕開けとともに、私の回復への日々が始まったわけです。
おかげさまで、ほぼ普通に歩ける膝が戻りました。
正座も可能ですが、まだ無理をしていません。
お茶を一服いただくときくらいは座ってみようと思っているのですが、
今は稽古もないので、お茶は自分で点てるので、
もっぱら立礼でいただいています。
一年という区切りがついて、
今日からは新しい気持ちで、出発しましょう。
コロナウィールスの感染者の増える中、お稽古も始められない状態ですが、
それはもう諦めて、自分のお茶を日々続けて行けばよいと割り切り。

散歩途中のきれいな景色。
都内の水元公園だそうです。
真っ赤なチューリップが本当に可愛らしくて、元気をもらえます。

友人や、色々なグループとのデートもままならぬ日々。
時折スマホに送られてくるこのような写真が何よりです。
そうやって今はお互いの無事を確認し合うしかないですね。
私も、ネタのない毎日ですが、出来るだけブログを更新して、
頑張っている様子をお知らせしようと思っています。

皆さんには見て頂けなくても、茶室の軸は四月の物とかけ替えます。
お茶碗も変えてみましょう。
これでも茶人の端くれですものね。

 


春宵一刻値千金

2020年03月29日 | お茶三昧



雪になりました。
降り始めて少し屋根が白くなったところで一枚撮りました。

春の雪ですから、それほど積もらないと思いますが。

そんなところに、届いた写真。

育ててくれている胡蝶蘭の莟が膨らんでいるようです。
(ぼけてますけどね)
一年限りで終わってしまわないで良かったと思います。

昨日と今日の気温差20度近く。
春なんだか、冬なんだか、わからないですね。

こんな話題を一つ。

『ある時、古田織部の茶事での出来事です。
懐石も済み、濃茶となって皆が飲み終わった時、
あまりの美味しさに、おもわずその詰めの茶師をたずねました。
すると亭主は、上林春松の「雲切」と答えました。
そこで正客は一言、「春松一服値千金」と詠じました。
「春宵一刻値千金」をもじったのは言うまでもありません。
機知にとんだ正客の名は、あの澤庵和尚でした。
そして今も上林家には、
澤庵筆の「春松一服値千金」の短冊がのこっているそうです。』

お話しをご馳走に、一服いただきましょうか。

 


華甲ですね

2020年03月15日 | お茶三昧

みぞれ交じりの日に、東京では開花宣言がありましたね。
というわけで、今日の濃茶はこのお菓子で頂きました。
実はこれ、お仏壇からのおさがりです。
代わりに別のお菓子をお供えしましたから大丈夫ですよ。

去年の秋に申請していた許状が先日と届きました。
関係の皆さんには、
「お稽古の日まで、お預かりしておきます。」
とお知らせをしました。

するとお返事に加えて「還暦を迎えました」とのご報告有り。
お若くてぴちぴちしていらっしゃるので、気が付きませんでした。
おめでとうございます。
還暦と言っても、今は、"もう還暦"ではなくて、"まだ還暦"ですね。
お茶会があれば早速、記念のお点前をしていただけたのにと。

「華甲」という言葉がありますね。
という字が十が六つと一でできていることから、
数えで六十一才、それに干支の一番の甲子をつけて、
還暦を表わしているそうです。
以前お道具屋さんで、節の六つある変わった茶杓を、
「これに華甲という銘を着けて、還暦のお祝いに使ったら素敵ですよ」
と勧められたことがあります。
その時は還暦などはるか先のことで、
「へえ~」と感心しただけでしたが。

還暦にまつわるお道具としては他に、
「紅緒茶筅」という、かがりを赤い糸で結んだ茶筅があります。
それから、盆略点前にの一種の「千歳盆」も、
還暦にまつわる道具とお点前といえます。

これは淡々斎宗匠夫人の清香院が、
淡々斎の還暦を記念して好んだ道具といわれます。

今年、又これから還暦をお迎えの方、
記念すべき節目の年にいろいろとお道具を考えて、
おもてなしのお茶など計画するのも楽しいですよ。
お道具も心がけていると、楽しいものが見つかるものです。

 

 


お茶を点ててください

2020年03月12日 | お茶三昧

稽古のない毎日ですが、朝晩薄茶を点てていました。
そろそろ薄茶では物足りなくなったので、
今日から濃茶を点てることにしました。

お湯を沸かしたり、お茶を漉したりして準備を始めると、
スイッチが入ってしまいました。
皆さんがお稽古にいらっしゃるときと同じように、
いそいそと動いている自分を見つけました。

お点前を始めて、四方捌きを始めたとき、
気持ちが吸い込まれていく感じが。
最近の落ち着きのない世の中から、すっと別の世界にです。

しっかりと練った濃茶は、自分の厳しい評価に照らしても、
思いのほか美味しかったです。
私にとっては良い修行の時間になると思いました。
毎日の情報に心がざわついたら、濃茶を練ることで、
心をクリアーにします。

お稽古自粛中ですが、社中の皆さんが、
少しでもお茶を点てる時間を持ってくれていたら良いなあと。

淡交会の主催の研究会が、
四月は中止という連絡が入りました。
関係の皆様はご承知おきください。

 

 


皆さん元気でやってますか

2020年03月06日 | お茶三昧

京都「護王神社」の「座立亥串」
二本一組になっているそうです。
説明にこのようにかいてあります。
「この座立串の一本は、祈念を込めて・・座立猪の前に刺し立て、
一本は貴家の神棚又は居間・玄関などの・・・目より高い位置にて
お祀り頂き神様とあなたの気線を相通わせてください。」

いくつかあるご利益の一つが、「足萎難義回復」とありました。
京都に行っていらした方が、
私のために一本を「足がよくなりますように」と祈念して猪の前に刺してきて、
一本を「京都土産です」と届けてくださいました。

この神社はなんと「狛犬」ではなくて、「狛猪」なんだそうです。
御祭神の和気清麻呂公が霊猪のおかげで足萎えが治ったという古事からと。
ご利益といい、猪といい、私にぴったりと思ったそうです。
「これで絶対に良くなりますよ」と。
本当にありがたく嬉しいことです。
早速目より高い所に飾ってお参りしました。

稽古自粛中ですが、その方の申請していた許状が届きましたので、
お渡しすることができました。
せっかくですから、盆略点前でお茶を点て一緒に頂きました。
「私が帰った後ちゃんと換気してくださいね。」
と気づかいの言葉を残して帰られました。

帰られた後、他の方から一件のLINEが。
「今日は本当だったらお稽古だったな・・と思い、
自分流野点籠をして見ました!まだ改良点はありですが、
色々考えるのが楽しかったです。」

写真まで送ってくださいました。
他にも楽しい報告もあったりして、心が和みました。

皆さんいろいろな方法で、この事態を乗り切ろうとしていますね。
消息が伺えるとほっとします。

私の消息は、このようにブログでお伝えしていますが、
毎日の更新なんて・・稽古はないし外出もできないし、
時間はたっぷりありますものね~

 

 


静寂に身をゆだねて

2020年03月04日 | お茶三昧

突然聞こえた、かすかな物音。
目を遣れば、一輪挿しの椿の花が、
枝から離れて干菓子盆の上にありました。

椿の花の落ちる音をこんなにはっきりと聞いたのは初めてかしら。
静寂がなせる業ですね。

本来なら、今日から三月の稽古が始まります。
自粛中ですので、一人で盆略点前をしました。

心と体の免疫力UPのために。
お菓子もお茶もゆっくり頂きましたが、
あっという間に終わってしまいました。

終わると体が暖かくなり、内側から静かに燃えてきたような。

自粛をしたものの、早くも皆さんとのお稽古の時間が恋しい私です。


悲喜こもごもで二月も終わり

2020年02月29日 | お茶三昧

「今年は子年だけれど、年女ですか」
そろそろそんな年かしらとうかがってみると、
「いいえ丑年なんです」
「自分の干支のお道具は、愛着がわきますね。」
「そうなんですけど、丑はかわいらしいのがないですよね。」
「来年使えるように、一年かけて心がけて探すといいわよ。」

そんな話題の後、雑誌で見つけた牛の香合の写真。
早速LINEで送って差し上げました。

今年はうるう年。
せっかく授かった一日という時間。
でもなんだか楽しめない時間になってしまいましたね。

お稽古をお休みにしたので、
お口に入れていただけなかったお菓子がたくさん残りました。
賞味期限もありますし、
私が全部食べるわけにもいきませんので、
お近くの社中の方に声をかけて、お分けしました。
「近くを通ったら寄ってください」とか、
「信号のところまで出てきてくださいますか」とか。
ひとまずお雛様のお菓子は賞味期限内に頂いてもらえました。

しかし、なんと準備の良い私は、
すでに三月前半のお稽古のお菓子を発注済み。
来週には宅配で届きます。
デパートなどの人ごみに行きたくなかったので。

これも何とか手を尽くして、
皆さんにお分けしようと思っていますが。

さて、お稽古がないと、なおさら運動不足になりますね。
そこで一日のタイムテーブルを考えて明日から実行します。
必ず一日一度は外を歩くようにしました。
空気の良い所を少しずつ距離を増やしながら、
のんびりと散歩するなんていいですよね。

お休みの連絡の返信には、こんなものもありましたよ。
「こんな時期ですが、だからこそ今日旅行に行く予定です。
・・・・」
そうだそうだ、京都は今空いていていいですよ。

三月になって、明るい兆しが見えてきますように。


ついに自粛を決断

2020年02月28日 | お茶三昧

今朝、ゴミ捨ての時のエレベーターの中で。
「大変なことになりましたね。」
「どこへも出られませんね~」
「私はもう高齢者の域ですから」
「私もそうです・・」
三人の高齢者の会話です。

侘助が満開です。
残りの莟は一つ・・二つ・・
そんな莟を稽古の時にと嬉しいのがいつものことなのですが。
今は少し事情が違います。

家元のHPでお茶会等の自粛をもとめる通知がありました。
わが稽古場でも何人かの方がお休みを申し出たり、
これから先の状況を心配する声がありました。
私も少し前から考えないでもなかったのですが、
皆さんと楽しくお稽古をしていると、
この大切な時間はできればつづけたいと。

しかし昨日、ついに英断を下しました。
一か月のお稽古の自粛をすることに。

皆さんにご連絡をしながら、
お稽古が何よりの楽しみの私が、ひと月も持ちこたえられるか!
そちらの方が心配になりましたが。

返信にはこのようなコメントも。
抜糸に遠くの病院まで出かけなくてはならない私に、
「お気を付けて抜糸してきてください。注意は大事ですが、
プチ旅行だと思って、遠出をお楽しみください。
寄り道はできないですが、先生の背中を、
春の芽吹きがそっと押してくれるでしょう。」

有難いですね。
マイナス思考を振り払って、せっかくできた時間を、
生かせる生活をしたいと思います。

時間ができたので、ブログの更新が頻繁になると思います。
淋しいよ~会いたいよ~とLINEするかもしれません。
そんな時は励まし合いをしましょうね。

そうそう、昨日ブログを読んでくださっている方から、
嬉しいメッセージもありました。
拙いブログですのに、ありがとうございます。

 

 


お雛様も出番待ち

2020年02月25日 | お茶三昧

今週の稽古は、お雛様尽くしになりました。
お茶碗もお菓子も、今か今かと出番を待っています。

退院してから数日は、体調が安定せず、食欲もあまりなく、
精神的にも不安な状況でしたが、
"さあ明日から稽古再会"と、お掃除をしたりして、
色々と準備に動いていたら、なんだかすっきりしてきました。
あまり大事にじっとしているのもいけないのかしら。
もう何も不安がないのですから、傷口だけ気をつけて、
どんどん動かなくてはね。

ニュースを見ていると不安が増すばかりなので、
こんな時こそたわいもない番組がありがたいです。

ベランダの侘助がどんどん開いていきます。
明日のお稽古に、良い枝が残っていますように。

今日は午後から美容院へ。
気分転換に髪型変えちゃおう~かな。


子供達との一期一会

2020年01月21日 | お茶三昧

先週の土曜日とは打って変わって、暖かな一日。
二校目の体験授業に都内の小学校に伺いました。

今回は六年生でしたので、茶道の簡単な歴史と、
「一期一会」という言葉について子供たちに説明しました。
うなづきながら真剣に聞いていましたが、わかったかしら。

次に盆略点前を社中の方にしていただいて、
それを見てもらいながら、
私は道具やお茶の点て方、頂き方について説明をしました。
子供達の注目はお点前よりも、
代表の子供の前に出されたお菓子に行っていたようですが。
今までは、説明をしながら自分で点てていましたが、
正座ができないことを良い事に、
お点前は、すっかりお手伝いの方にお任せしました。

そして後半はグループに分かれて、お茶を点て合いました。
小さなイチゴ味のお菓子で頂く初めてのお薄の味は如何に。

一時間(45分)単位で二クラスの授業は、今日も瞬く間に終わりました。
卒業を目の前にしての、友だとちとの、そして私との、
「一期一会」の時が少しでも楽しい体験であったら嬉しいことです。

 

往きは通勤ラッシュの混雑を避けるために、グリーン車に。
そして帰りは、車中でお弁当が食べたくて、グリーン車に。
普段より早起きして駆けつけた二日間の体験授業を終えて、
少しほっとして、40分弱の距離の電車の中で、
あわただしくいただくお弁当の美味しさは格別でした。
自分の体調も考えず、毎年のことと安易に引き受けてしまった私を、
早起きをして助けてくださった社中の方には感謝しかありません。

これからは何事も慎重に考えて引き受けますね。

 

 

 


新年も既に半月が過ぎて

2020年01月19日 | お茶三昧

「春陽の子」(とらや製)

一月もすでに半ばを過ぎました。
「花びら餅」「干支の羊羹」とお祝いのお菓子に舌鼓を打ち、
嶋台のお茶碗でお点前をし、新年気分を味わいました。

今週は週末に小学校の茶道体験授業に。
今頃なら足もしっかりしているだろうと引き受けましたが、
思いのほか自信が付かず、雪の予想の天候に、
少し不安も感じる事態でしたが、
社中の方二人の応援を得て、何とか無事に役目を果たしてきました。
正座できない私の代わりにお点前をしていただき、
私は説明に専念できました。
人手が多いと、準備や後片付けもはかどりとても助かりました。
始まってしまえば時間は瞬く間に過ぎて、
子供達もお菓子を頂き、茶筅を振ってお茶を飲み合い、
楽しく時間を過ごしてくれたと思います。

昨日は四年生二クラスでした。
「お茶は人と人とが仲良くなるためにあります。」
と説明して、それを心にとめながら過ごす時間にしました。
月曜日にはもう一校、他の学校で体験授業をします。
今度は六年生なので、少し難しいこともわかってくれますから、
「一期一会」の話をすることにしています。
卒業まであと少し、の六年生に、
一時でも友達と仲良く、大切に時間を過ごしてほしいと願います。

これで責任のある行事はひと休みになります。
ほっとしますね。
そろそろ年齢や、体のことを考えると、
ちゃんと無事に役目が果たさなくてはと、
少々プレッシャーも感じるようになりました。
去年、急激な膝の痛みで歩くことができず、
どうしても伺えなくなった前例がありますから。

今の体調だからそう感じるのかもしれません。
暖かくなって、もっと足もしっかりしてきたら、
猪突猛進の自分になっているかも。
それはそれで慎重にならないといけませんね。

今日一日ゆっくりして明日も頑張ってきます。